Sicilia 2008

旅日記 4日目(2007/12/30)-11

... ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りのクリスマスイルミネーションもシンプルだけれど特徴的だった。
その道の先には、アーチ状の大きなイルミネーションがあって、そこがクアットロ・カンティなので、本当に道標になる。

クアットロ・カンティの近くに噴水のあるプレトーリア広場というのがあるので、そこに行ってみることにした。

しかし、この噴水はちょうど改修中で、中心部分が足場で覆われてしまっていた。
一応、ライトアップされていたけど、ひっそりとして、野良犬なのか飼い犬なのか分らないけれど、放し飼いになった犬が2匹いるだけだった。
なんとな〜く寒々しかったけど、ぐるりと一周しようか…と話していたら、ちょうど散歩中の犬が通りかかり、先程の放し飼いの犬が、ものすごい大きく吠えたのに驚いてしまい、心臓がバクバクしていたので、今回はとりあえず見学しないで、また今度、明るい時に寄ってみることにした。

この後も、まだまだ街歩きをする予定だったので、すぐ近くにある自分達の泊まるホテルに寄って、ロビー階にあるトイレに行くことにした。
別に、泊まらないホテルだってトイレを借りることはよくあるのだけれど、泊まるホテルだと、当然の権利という気分で使えるので、なんとなく、便利な場所にあるホテルで良かったなぁ…と思ってしまった。これも夫の洗脳だろうか。

......

プレトーリア広場

クアットロ・カンティ

その後、ホテルの目の前にある教会へ寄ってみた。
ここは、ガイドブックには名前が載っているだけで説明などはない教会なのだけれど、内部は派手ではないけれど重厚な印象で、なかなか美しかった。

この後は、また、昼間の市場のほうへ向かった。
その途中、露店が建ち並ぶ細い路地を通ったのだけれど、露店では判りやすいバッタモンなども売っていて、『女人街』のような感じだった。
ヨーロッパにもこんな所があるんだ、と、なんだかうれしくなってしまった。

この路地を抜けると、ローマ通りへ出て、この道を進むと、大きな郵便局の建物があった。
この郵便局は、円列柱が印象的な建物だったのだけれど、その柱が一本一本下からライトアップされていた。
それを見ていて、夫は何を思ったのか、「柱のライトの下に立って顔に光を当てるから、写真を撮って…」と階段を駆け上がっていった。
オカルトのような姿に仕上がった夫…、いいのかこの年齢で…と思いつつも、ご希望通り写真を撮っていると、通りかかった西洋人カップルに失笑されてしまい、ちょっと恥ずかしかった。

......

左上から時計廻りに
名もなき教会(?)の内部、女人街、マッシモ劇場、郵便局

ローマ通りから、また路地に入り戻っていくと、マクエダ通りというクアットロ・カンティでヴィットリオ・エマヌエーレ大通りに交差する通りへ出た。
この周辺は、新市街と呼ばれる地域になるようなのだけれど、すぐ近くには、マッシモ劇場というネオ・クラシックの大きな劇場などがあり、ここもまた美しい街並みだった。

マッシモ劇場の近くにある路地には、飲食店が建ち並んでいた。
さすがにいっぱい歩いて、足も疲れてきていたので、まだあまりお腹はすいていなかったけれど、そこで夕食にすることにした。

→ 次は、夕食


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