Sicilia 2008

旅日記 6日目(2008/01/01)-01

... 1月1日。
昨夜は私達にしては夜更かしだったけれど、移動日なので7時半に起床し朝食をとりに行った。
その後、チェックアウトをして、1泊分の着替えだけ手荷物に入れ、スーツケースをフロントに預けた。

荷物もなかったし、時間もあったので、散歩がてら歩いて駅まで向かった。
カウントダウンの時は、全く雨は降っていなかったのだけれど、夜明け前に、また雨が降ったらしく、通りは濡れていて、適度な湿度が心地よかった。

大晦日は、あれだけの人が広場に繰り出し、花火や爆竹で大騒動だったけれど、あれからまだ9時間経っていないというのに、街は静まりかえっていて、道に落ちているゴミも少ないような気がした。割れた瓶なども、ほんの少ししか見なかったので、朝早くに掃除が入っていたのだろうか。
祭りの余韻がなく、特別な日という雰囲気ではなかった。
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元旦の朝

...

パレルモ中央駅

『Palermo Centrale』パレルモ中央駅には、9時ちょっと過ぎに到着した。
私が駅の公衆電話から母に新年の電話をしている間、夫が列車のチケットを買いに行ってくれた。明日、またパレルモに戻ってくるので、往復のチケットを購入していた。

パレルモにはバスで来たので、中央駅を利用するのは今回が初めてだった。
それ程大きな駅ではないけれど、今回の旅で利用してきたタオルミーナやシラクーサの駅よりは大きく、駅の構内に小さな礼拝堂が入っていた。
今回の旅行以外でも、何度も鉄道は利用しているけれど、駅構内に礼拝堂があるというのは、初めてのような気がする。
でも、今まで気付かなかっただけで、イタリアの鉄道駅には礼拝堂はよくあるのだろうか。

...

構内には礼拝堂

ホームにはマック

駅舎に入ってすぐ切符売り場や礼拝堂があるスペースがあり、その裏手はホームになっていた。一応中央駅だけあって、ホームの本数は10本くらいあった。
ホームで少し待っていると、私達が乗る予定の列車がホームに入って来た。
今回は、エリチェという街に移動するのだけれど、まず列車で終点のトラーパニまで行き、そこからロープウェイでエリチェへ行く予定だった。

駅にあった路線図。  トラーパニは海の中?

列車は全てボックス席で、コンパートメントのないタイプだった。
2両編成くらいの短いものだったけれど、乗る人も少なかった。
列車は、ほぼ定刻通り、トラーパニに向け出発した。

出発して少し経って海沿いを走っている頃は、どんよりとした空だったけれど、トラーパニに近づくにつれ、車窓から見える景色も、ぶどう畑が多くなってきて、気持ちよく晴れてきていた。

.....
 左上 : 列車の車内
 右上 : 最初は曇り空

 

右下 : トラーパニ近くまでくると 
久々の晴天!!  

結局、最後まで混雑することなく、定刻より5分くらいの遅れで、トラーパニ駅に到着した。

■ パレルモ → トラーパニへの移動
トレニタリア(FS)の鉄道を利用しました。
パレルモからトラーパニの所要時間は2時間15分程です。

■ トレニタリア(略称FS:旧イタリア国鉄)の Webサイト
http://www.trenitalia.com/en/index.html
時刻表の検索が出来ます

→ 次は、トラーパニ駅で


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