Sicilia 2008

旅日記 6日目(2008/01/01)-08

... バリオ公園から、先程の道へと降り、さらに奥にあるヴェネス城砦へと向かう。
この道から見るヴェネス城砦は、垂直に切り立った断崖絶壁に建っているのがよく分かる。

ローマ時代のヴェネス神殿の近くに建てられた城砦ということで、この名前で呼ばれているのだけれど、この城砦も建てられたのは12〜13世紀らしい。

この城砦に上がる道には、ベンチが置かれた見晴台があったのだけれど、ここから見下ろす街並みもまたとても美しかった。

先程の城砦はホテルになっていて宿泊者以外は入れない雰囲気だったので、こっちの城砦に入ってみようと思い、階段を上がっていったのだけれど、修復工事中なのか、元旦だからか、扉が閉ざされていて、中に入ることができなかった。

それなので、またまた来た道を戻って、バリオ公園を抜けていくことにした。
結局バリオ公園は1.5往復することになってしまい、夫は「通り抜けできるかと思っていたんだよねー」と言い訳していたけれど、ガイドブックの地図をどう見ても、バリオ公園からヴェネス神殿への抜け道はなかったし、ヴェネス神殿が行き止まりになっていた。
まぁ、そういう私は全く予習はしていないので、軽く「あーあーこの木を見るのって何度目だろう」と嫌味を言う程度でおさめておいた。(…って、それで充分?)

公園の奥まで戻って、そこから、階段を降り、街の反対側(北側)を歩いてみることにした。

その途中、公園内の思いっきり日陰の寒々とした所で、お弁当を食べている家族がいたのだけれど、あれって、何かの修行だったのだろうか…。

...

サン・ジョバンニ・バッティスタ教会

裏通りの外壁に貼ってあったタイル

公園から降りて、少しだけ街の外側の道を歩いたのだけれど、このまま進むと、街から遠ざかってしまいそうだったので、少しだけ街中の道に入った。
その道は石畳の道だったのだけれど、私達が泊まるホテルがあるほうの道より古い時代のものなのか、かなり擦り減っていたし、あまり陽が当らないのか、苔むしていて、また違った美しい道だった。

... ...

バリオ公園より

苔むした石畳

遠くに見える鐘楼

ここから、古い城壁の残る通りへ出て、しばらく歩いていくと、遠くに鐘楼が見えた。
それは、トラーパニ門の近くにあった教会の鐘楼だと思うので、そちらに向かって進んだ。
これで、ほぼ、エリチェの街の外周を回ったことになる。

■ エリチェの効率のよい廻り方
私達は、最初に外周から回ってしまいましたが、トラーパニ門を入ってすぐ、左手にあるマトリーチェ教会に寄って、この教会の鐘楼にある受付で他の教会との共通券を購入すると、教会の廻り方が書かれた地図がもらえます。
この地図を見ながら廻るのが効率的だと思います。

→ 次は、鐘楼を見学


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