Sicilia 2008

旅日記 6日目(2008/01/01)-09

鐘楼からの眺め

... 私達が目印にして歩いてきた鐘楼は、マトリーチェ教会の鐘楼だった。
最初に、マトリーチェ教会に入ろうとしたら、入場券を鐘楼で買うように言われた。
鐘楼に入ってすぐの所に、受付があって、そこで、鐘楼と教会ともうひとつ別の教会の共通券もあると薦められたので、それを購入することにした。
普段は、その時点で見学可能な6つくらいの建物の共通券があるようなのだけれど、この日は元旦だか
らか、3つの建物のみの共通券で、2.5ユーロだった。

チケットと一緒に地図も貰えたのだけれど、その地図には、エリチェの教会の廻り方が書かれていた。
私達は最初に外周を廻ってしまったのだけれど、地図には、『この鐘楼などを最初に見て、それからヴィットリオ・エマヌエーレ通りを上がって順番に教会を見て、一番東端のバリオ公園を通り、外の道に抜ける』という、明らかに効率的な廻り方が記されていた。

夫は「最初にここに来たら良かったんだなー」と反省していた。
外周を廻っている時は、「最初に外周を廻って全体像を掴んで、その後、中を見るっていうすばらしいプランだ」と自信満々だったのだけれど、さすがに地図で否定されると、素直に負けを認めるらしい。
でもまぁ、地図に載っているコースだけが正解という訳ではないし、北側の人っ子一人いない道も、それはそれで面白かったし、時間はたっぷりあるので、良しとすることにした。

... ...

鐘楼

真下の道をみる

チケット売り場の人に、最初に鐘楼を見て、と言われたので、素直にそれに従い、鐘楼に昇ることにした。もちろん、エレベーターなどはないのだけれど比較的昇りやすい階段だった。

鐘楼は、14世紀はじめに建てられたものらしい。
屋上に出ることができ、そこからはエリチェの街を見渡すことが出来る。
バリオ公園も、街の高台になるのだけれど、やはり塔からの眺めは格別だった。こういう小都市にある塔というのは、本当に眺望がすばらしい。

しかし、今日は風が強い冬の日。
寒さは尋常ではなく、早々に退散することにした。

→ 次は、マトリーチェ教会を見学


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