Sicilia 2008

旅日記 6日目(2008/01/01)-13

... ホテルに戻ると、誰もが同じことを考えるようで、暖炉の周りのソファーは、既に先客で埋まってしまっていた。
暖炉のそばでポカポカ〜というビジョンは崩れ去ってしまったけれど、あまりに寒かったので、しばらくの間、このロビー階にあるソファーに座って休憩することにした。

このスペースは、フロントの前なので、ロビーのような、談話コーナーのような場所になり、テレビも置いてあった。
狭いスペースながら、ソファーが数脚置いてあって、趣味のいい飾りつけが施されて、装丁の美しい本や、クリスマスの飾りなどもあってとても雰囲気が良かった。

冬は暖炉前が特等席なのだろうけど、ここから、中庭にも出ることができるので、夏は中庭で過ごすのもまた気持ちが良さそうだった。
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ここで、しばらくの間、教会でもらった説明書などを見て休んだのだけれど、まだまだ夕飯を食べる程お腹が空いていなかったので、もう一度、悔いを残さないよう、エリチェの夜景を見て、その後は、夕飯の時間まで部屋で過ごすことにした。
覚悟を決め、今度はロビー階にあるトイレに寄ってから、再度、極寒の夜の街へ繰り出すことにした。
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まず最初は、ヴィットリオ・エマヌエーレ通りを下って、マトリーチェ教会へ行った。
教会と鐘楼は、ライトアップされていた。
もう閉館していて、廻りに人がいなかったせいか、昼間より神々しい印象だった。

マトリーチェ教会の後は、トラーパニの夜景を見てみようと、トラーパニ門の外に出てみた。
この夜景もまた、キラキラと美しかったけれど、大都会ではないので、明かりの数は少ないため、この景色は昼間のほうが楽しめるような気もした。

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 ↑ トラーパニを見下ろす
     ちょっと明かりが少ない?

この後は、またしばらく街中を歩いて、市庁舎のほうまで行ってみた。
市庁舎の前のクリスマスツリーの写真を撮ろうとしていると、横を地元の子供達が通ろうとしていたので、一回、カメラを下ろして、「プレーゴ」と通るように薦めると、その中の一人の子が、「アリガト」と日本語でお礼を言ってくれた。
エリチェで夫以外から初めて聞く日本語だったので、驚いてしまって、「すごいねー、ありがとー」と日本語で答えるくらいしかできなかったけれど、あの男の子は、レストランなどお店をやっている家の子供だったのだろうか。

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こうして、もうエリチェの街並みは充分満喫しました!というくらい歩いたので、またホテルへ戻り、20時頃まで部屋でゴロゴロ過ごすことにした。

→ 次は、夕食


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