Sicilia 2008

旅日記 7日目(2008/01/02)-06

... この後は、魚市場広場から続くトッレアルサ通りという歩いてみることにした。
トラーパニという街は、エリチェへ行くための通過地点で、見所といったら塩田があるくらいの小さな港町なのかな?と思っていたのだけれど、全くそんなことはなく、立派な旧市街を持つ美しい街だった。

昨夜は、「エリチェに泊まることにして良かった!」と浮かれていたけれど、泊まるのはトラーパニでも良かったかもしれない。(もちろんエリチェも良かったので、どちらに泊まるかというのは究極の選択かも。)

とにかく、トラーパニとエリチェのセットで、パレルモから1泊で訪れて良かった!と思える街並みだった。

このトッレアルサ通りの中ほどから右に入ると、そこは、ヴィットリオ・エマヌエーレ通りという旧市街のメインストリートになる。
この2つの通り沿いには、カフェなどのお店が建ち並ぶだけでなく、いくつかの教会も建っていて、これぞヨーロッパという美しい街並みだった。
トラーパニでそういう街並みを見ることが出来るとは思っていなかったので、魚市場が市場跡地だったことも忘れ、ものすごく上機嫌になっていた。

ヴィットリオ・エマヌエーレ通りを少し歩いた後、今度は、南側の海を目指すことにし、ヴィットリオ・エマヌエーレ通りを左折し、トッレアルサ通りと平行な道へと入って南に進んだ。
魚市場広場の裏手の海は、北側の海なのだけれど、トラーパニの旧市街は東西に伸びる半島の細い部分に広がっているので、南北間は、歩いてすぐの距離なのだ。

... ...

ちなみに、サントゥアリオ・デッラヌンツィアータは街の東側、半島の先端は西になり、この間の距離は、南北の海をつなぐトッレアルサ通りの5倍以上ある。
サントゥアリオ・デッラヌンツィアータから歩けない距離ではないけれど、タクシーをつかまえることが出来たのは、やはりラッキーだった。
このトラーパニ&エリチェ1泊の旅は、運が良い旅だったようだ。(と何事も良いほうに解釈。)

→ 次は、海沿いを歩く


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