Sicilia 2008

旅日記 7日目(2008/01/02)-07

... 半島の南側の海沿いには、船着場があった。
ほんの少しだったけれど砂浜が見えていた北側の海とは全く違う雰囲気だった。
エリチェからトラーパニを見下ろした時に半島の先に見えていた島々へ行く船の乗り場もあった。

海沿いには、船を係留するためのロープをかける杭のようなものがあったので、お約束のその杭のような

台に片足を乗せた『石原裕○郎のポーズ』を取って(もちろん夫が)写真を撮っておいた。

海沿いまで出ると、ますます陽射しが強くなって暑いくらいで、日焼け止めを塗ってくればよかったと思う程だった。
南側の海沿いは、半島の先端のほうに散歩道などもあるそうなのだけれど、私達はその逆の半島の付け根(駅の方角)へ向かっていたので、この上の写真のような、船着場の荷下ろし場?のようなものが続いているだけだった。
この船着場と通りの境にはフェンスがあったので、このまま船着場を進むと通りに戻れないかもしれないので、先程入った入口から、また通りへと戻った。

しばらく、その海沿いの大きな通り(船着場を挟むけど)を歩いていると、この旅初の中華料理屋さんを発見した。
私達は、ヨーロッパを旅行する場合、その国の料理に飽きて食欲が落ちてくると、何食か中華をはさむようにしているのだけれど、シチリアでは、全く中華料理屋さんを発見できなかったのだ。まぁ、幸い、この旅では食欲も落ちることがなかったので、『どうしても中華』って状況にはならずに済んでいたのだけれど、この旅初の中華発見!となると、状況も変わる。

夫の中で、トラーパニではクスクスを食べると決めていたそうなのだけれど、さすがに心が揺れて、お店の前で、しばし、どうするー?どうしよー?と迷っていたのだけれど(ちなみに、私は、クスクスはあまり好きではなかったので、どっちでも良かった)、結局、初志貫徹!ってことになって、そのお店には入らないことにした。

ちなみに、シチリアでも、中華風の漢字が書かれた赤い提灯は、よく見かけたのだけれど、そのほとんどが洋服屋さんだった。
中華圏出身の人が経営しているお店なのだろうけど、もしかしたら、あの提灯自体がブームなのかもしれないっていうくらいの多さだった。

→ もう少し、ぐるぐる


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