Sicilia 2008旅日記 7日目(2008/01/02)-09 |
... | お店に入ると、店内は薄暗く端のほうの1つのテーブルに食事を終えた風のグループがいるだけで、もう閉店?という雰囲気だった。 ここまで来て、やっぱりダメだった?と不安になりつつ、店員さんに「入れますか?」と聞くと、「どうぞどうぞ」と、中に招き入れてくれた。 すると、奥のテーブルで食事をしていた人達が、ぱらぱらと立ち上がり、お店の奥へと入っていった。 |
あの奥のテーブルにいた人達は、お客さんではなく店員さん達だったのだ。 賄いの昼食を食べていた所だったのかもしれない。 ガイドブックには、12時開店と書かれていたのだけれど、今は13時。 最初に、カラフェでワインを頼もうとしたら、カラフェは置いていなくてハーフボトルかグラスしかないと言われた。
ということで、持ってきてくれたワインは、ワインショップのちゃんとした保管状況のおかげで、この旅の間に飲んだワインの中で、一番おいしかった。 料理は、前菜、パスタ、クスクスを1皿ずつ注文し、前菜はシェアして、パスタは私、クスクスは夫が食べると伝えた。
パスタは、豚肉のラグーのラビオリだったのだけれど、これもおいしかった。
私達が食事をしている間、次々とお客さんが入ってきていたのだけれど、その中で1組、おじさんに先導されて入ってきた4人組のお客さんがいたのだけれど、そのグループは4人組みではなく、3人組みの観光客を案内してきた1人のおじさんという組み合わせだった。 |
実際は誘われたけれど断ったとかなのかもしれないし、おじさんは、ご近所の人で常連さんなのかもしれないけれど、特に店員さんとおしゃべりをする訳でもなく、混んできたせいか、注文したお料理が出てくるまで、ものすご〜く待たされていて、ワインを片手に手持ち無沙汰にしていたので、なんだかとても淋しそうに見えた。 夫は慣れてるんじゃないの〜?とつれなかったけれど、微妙に物悲しい雰囲気だった。 |
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. と、そんな周辺状況だったけれど、ただ単に『クスクスが食べられるお店』だと思って入ったお店のお料理が、予想以上においしく、大満足の昼食になった。 まだ少し時間があったので、食後のコーヒーも頼み、食事を終えた。 (コーヒーは、キッチンではなく、フロア内のバーカウンターのようなところで、フロア担当の人が煎れるので、待たされずすぐに出てきた。) .
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