Sicilia 2008

旅日記 8日目(2008/01/03)-04

... 駅から階段や坂を上がっていくと、通りに遊園地にあるような機関車の形を模した乗り物が停車していた。
サイズ的にも、子供用かな?という大きさだったのだけれど、出発時間がまだまだ先だったのか乗っている人はいなかった。
この通りがアテネア通りという街で一番の繁華街になるのだそうだ。
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もちろんまだ明かりは灯されていないけれど、クリスマスイルミネーションも美しく施されていたし、ブティックやインテリアショップやカフェなどの他、魚屋さんなども建ち並んでいて、観光客や地元の人で賑わっていた。

通り沿いには、大きな教会もいくつか建っていた。(中には入らなかったけど。)
しばらく、このアテネア通りを歩いてみたのだけれど、アテネア通りに交差する通りは、階段だったり坂道だったりと勾配のある道になっているので、とても表情豊かだった。
アテネア通りの端のほうまで歩いたので、そこから坂を上がってみることにした。
この後は、街のもっとも高い所にあるカッテドラーレを目指すのだそうだ。

... ...

が、2次元で表記されている地図だけをたよりに、方向音痴の夫がたどり着ける訳がなかった。地図を見ると、とても簡単そうに見えるのだけれど、地図上では上り坂だと思える道が、実際は下り坂だったりして、完全に深みにはまっていってしまい、散々坂や階段を上り下りしつつ、ぐるぐると迷った。

それにつれ私の息もあがって、だんだん無口になってきたので、『このままでは機嫌が悪くなる』と心配したのか、上り坂の手前で、「多分この上だと思うんだけれど、そこで待っていて」と言って、夫が一人で階段を上がって確認しに行ってくれた。

その階段を上がって曲がったところで、ちょうどバルコニーで洗濯物を干しているおばさんがいたので、その人に道を尋ねると、夫の予想通り、この坂道の上にあると判明した。
階段の上から夫に手招きで呼ばれたので、私もその階段を(渋々)上がって行った。

この途中、小さな教会の門の前を通ったのだけれど、門は開け放たれていて、見学可能なようだった。
せっかく、こんな上まで上がってきたのだから、この教会も見学してみることにした。

→ 次は、教会を見学


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