Sicilia 2008

旅日記 8日目(2008/01/03)-07

... カッテドラーレは街の一番高い所にあるので、帰りはただひたすら下っていけばよい。
とりあえず、メインストリートのアテネア通りを目指していたのだけれど、旧市街の街中は、細い路地が入り組んでいるので、直進して下っていくような道はないので、クネクネと曲がりながら歩いた。

結構遠回りをしてしまったのかもしれないけれど、ク

リスマスの飾りが施された家々を見ながら歩くのは楽しかったし、何より下り坂なので苦にはならなかった。
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囚われた?サンタさん
左端は停車中の車の上の黒猫(ホンモノ)

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そして大量のよだれかけ(上とは別のおうちです)
ベビー服から…三つ子ちゃんでしょうか、それとも3日分?

アグリジェントの旧市街の家の壁は、クリーム色系の色で塗られていることが多かった。
地中海沿岸地域で、よく白い壁の街というのはあるけれど、クリーム色系の街というのも、落ち着きがあって美しかった。冬の曇天にもよく合うような気もする。

色はクリーム色系というだけで、全く同じ色で統一されている訳ではなく、濃いクリーム色だったり薄い黄土色だったりと、それぞれ微妙に異なった色で塗られていたし、地中海の白い街のように毎年塗り替えるというものではないようで、かなり古くなって色が取れてしまったり、しみがあるような所も多かったのだけれど、そういうキッチリし過ぎていないところがまた良いような気がした。

ちょうど通りかかった路地では、建物の内外のリフォームが行なわれていて、男性が二人、ローラーのようなものを使って、壁をペンキで塗っていた。
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 左 :クリーム色系で塗られた壁(一番上の写真と同じ場所です…)
 右 :ローラーやハケを使って塗っています

アグリジェントの旧市街では、もう1箇所見たい教会があるのだそうだ。
なんとか無事にアテネア通りまで戻ることが出来たので、この道を駅方面に戻り、そこからまた、ちょっとだけ坂を上がった所に、その教会はあるということだった。

しかし、またこの教会にも、なかなか入ることが出来なかった。夫は、「多分この壁の向こうだと思うんだけれど…」と言うのだけれど、その壁に入口が見当たらないのだ。

この近辺をぐるぐると、坂を上がったり下ったりしながら歩いた後、やっと教会の入口を見つけることが出来た。教会の入口は、アテネア通りよりかなり上がった所にあった。
駅でもらった地図を見てみると、この教会はとても大きな敷地に建っているのだ。
「ってことは、アテネア通りまで降りなくても、せっかく上がったカッテドラーレから、直接アクセスしたらよかったんじゃないのー」と嫌味は言っておいたけれど、地図では入口がわからなかったのだからしょうがない。
こういった高低差のある街は、本当に地図が役にたたない。(っていうのは私達だけ?)

→ 次は、サント・スピリト修道院


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