France+Spain 2009旅日記 6日目(2008/12/31)-03スペインの年越しでは12時の鐘にあわせて12粒のブドウを食べる習わしがあるので、そのブドウと年越しの際に飲むスパークリングワインとお土産をホテルに戻る前に買いたい。 それらが一気に揃いそうな場所ということで、エル・コルテ・イングレスへ向かった。(マドリッドには数店舗あります。)
この日は昼に飲み過ぎたこともあり夕飯は食べないことにし、歩いてホテルに戻り23時頃まで部屋でゴロゴロすることにした。 ベッドで少し寝た後、目覚ましをかけて22時半くらいに起きだし身支度をして出掛けることにした。 この2年前に初めてスペインで年越しをしたのだけれど、その時はバルセロナだったので、特に大きなイベントもなく、各々が勝手に花火を打ち上げてる程度で盛り上がりに欠けていた。(今は違うかもしれませんし、その当時も別の場所ではちゃんとしたイベントがあったのかもしれません。) その後、スペインの大晦日のカウントダウンはマドリッドのプエルタ・デル・ソルでのイベントが生中継されて、それを見てみんなが家でブドウを食べるのだと聞き、いつかそのマドリッドのプエルタ・デル・ソルのカウントダウンを体験したいと思っていたので今回その夢が叶う。(という程大袈裟なものでもないけれど。) ただここはマドリッド。しかも尋常ではない混み方だと思うので、貴重品は全てホテルに置いて、最低限のものだけ身に着けて出掛ける。(防犯用のベストを着てそのポケットにホテルの部屋の鍵と最低限の現金を入れて出掛けました。カメラは万が一盗まれても被害が少ないように今日まで撮影してきたメディアから、まだ何も撮っていないメディアに交換していきました。) ホテルから歩いてプエルタ・デル・ソルへ向かった。
広場ではカウントダウンのイベントが何か催されていたと思うのだけれど、あまりの人出で全く何をしているのか分からなかった。 とりあえず12時を迎えるその瞬間、どこにいたら比較的安全だろうか?とウロウロし、シャンパンシャワーのようにスパークリングワインを吹きかけてきそうな人の近くは避け、高級そうな皮のコートを着たおじいさん(夫曰くゴッドファーザーみたいなおじいさん)がいる家族連れがいたので、さすがにこの人に向けてワインを吹きかけたりはしないだろうということで、その人達の近くに陣取ることにした。 そんなことをしているうちに12時が近づいてきた。
そしていよいよ12時。 ブドウを食べ終えないうちに、周りの人達もそこら中の人とハッピー ニューイヤー!、フェリス アニョ ヌエボ!と挨拶を交わしはじめ、マドリード自治政府庁の建物から打ち上げられていた花火も佳境を迎えていて、ものすごい盛り上がりになってきていた。 ワインの瓶は持ち込めないけれど、ペットボトルに移し替えてきてあって、シャンパンシャワーのように仲間内で吹きかけている人もいた。(そういうことをしそうなグループを避けて場所取りしたので、私達の間近では吹きかけている人はいなくて実害はなかったです。)
花火もたくさん打ち上がって、とても活気のある良い年越しになった。 後日、日本で行ったスペイン料理屋さんのスペイン人の店員さんに、広場に行ったの?と驚かれ、スペイン人は普通テレビでプエルタ・デル・ソル広場の映像を見てカウントダウンするんだよと言われたけれど、とりあえず怖い思いもしなかったし、広場にいたほとんどの人が観光客だとしても熱気を肌で感じられて楽しかった。 花火の打ち上げも終わって一段落したようなので、広場を後にして歩いてホテルに戻ることにした。
広場から遠ざかるにつれて歩いている人も少なくなってきて少し怖かったけれど、無事何事もなくホテルに戻ることが出来た。 私達が泊まるホテルでは、レストランで大規模なカウントダウンパーティーが開催されていたようでとても賑わっていた。 私達はもう大満足だったので、部屋に直行して寝ることにした。 |