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France+Spain 2009

旅日記 7日目(2009/01/01)-02

レストランを目指してトレドの旧市街を歩いていく。

プエルタ・デル・ソル
14世紀に建てられたムデハル様式の門
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美しい街並みです

目指していたレストランは、トレド市内に3店舗もあるということだったのだけれど、その中の1つに迷いつつも辿り着くことができ、事前に調べてきてあった情報通り元日のこんな時間でもオープンしていて、予約をしていなかったけれど無事入ることが出来た。

元日だからか、道中他にオープンしているレストランは見かけなかったので、入ることが出来て本当に良かった。

この日の昼食兼夕食は、ラ・マンチャ地方やトレドの料理が食べられるという老舗レストランで頂く。
お昼にはやや遅い時間だったけれど、とても賑わっていた。

ケソ・マンチェゴ
ラ・マンチャ地方発祥の羊乳のチーズです
とても好みの味だったので
これ以降 スペインの他の地域でも
このチーズを頼むことが多くなりました

ワインは白のグラスを注文

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お肉料理の付け合わせ兼サラダ替わりに頼んだ焼き野菜
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ウズラの赤ワイン煮
トレドの名物料理のようです

せっかくなので赤ワインもグラスで追加

この後、あまり笑えない笑い話のような感じなのだけれど、夫が食後のコーヒーを頼む際に店員さんに美味しかったと伝えようとしたのだけれど、それが通じなくて「何?」ときかれたので「デリシャス」と言うと、ちょっと怪訝な顔をして「デリシアス?」といった感じで再度聞き返された。
それなので「そう」と答えたのだけれど、少しすると頼んだ覚えのないデザートが運ばれてきてしまった。
コーヒーとともに出てくる小菓子風ではないし、さすがに料理を褒めたからサービスで出てきたと思う程のんきでもなかったので、何か先程の会話で行き違いがあって間違って注文が入ってしまったのだと理解した。

出てきたデザートはマジパンだったのだけれど、後で確認すると「Delicias de mazapán」という名前のトレド名物のお菓子だった。(スペインではマジパンではなくマサパンというようです。なのでデリシアス?ときかれた時に、ちゃんとマサパンとも言っていたのかもしれません。こちらが理解出来なかっただけで。)

そのマサパン
期せずして、もう1品この地の名物をたべることに

マジパンというと果物などの形を模した
カラフルなものをイメージしますが
トレドのマサパンは餃子のような形で
中に餡が入っていました
卵黄の餡のようです

今はもう少しだけ英語にも慣れてきたけれど
まだまだ下手なので
こんな行き違いはしょっちゅうです

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これは注文するつもりで注文したコーヒー
さすがにこれは行き違いようがない

そんなこともあったけれど、元日の中途半端な時間帯にも関わらず、ちゃんとした食事が出来たこと自体ありがたいのに、その上この地域の名物料理を食べることが出来て満足だった。

遅い時間にレストランに入ると、一番最後のお客さんになってしまうと落ち着かなくて嫌だなと思うのだけれど、この日は私達よりも後に入ってきたお客さんも数組いたので、最後までのんびり食事をすることが出来た。

食事を終えた時点で、もう17時になってしまっていたのだけれど、あと少しだけ町中を歩いてみることにした。
時間的なこともあるのか、オープンしている場所はほとんどないようだったので、特に目的地もなくただ町中を歩いてみる。

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トレドの大聖堂
13世紀から建設が始まり15世紀末に完成
その後数度の改築を経て現在の姿となっている
内部もとても美しいそうなのだけれど
遅い時間だったからか開いていませんでした…残念
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全体が入らなかったので下のほうだけ撮ってみました
とても繊細な装飾が施されています
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少し離れた路地からも
大聖堂の尖塔が見えました
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食材屋さんの
ショーウィンドウをのぞくと
先程の謎の(⁉)デザートがありました

トレド名物のマサパン・デリシアです
こういう名物があるとは知らなかったので
偶然?知ることが出来て良かった
(ということにしておきます)

この後も、もう少しだけ町中を歩く。

→ 次も、旧市街をウロウロ

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