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 Northern Europe 2013

旅日記 6日目(2013/06/20)-03

町中に戻って、建築博物館を見学しようと思ったのだけれど、何故か閉まっていたので、そのすぐ近くにあったデザイン博物館を見学した。(写真が一枚もないので、博物館の中は撮影不可だったのかも。)

トラムの車内
窓側の椅子、強引ですね…
体育座り推奨です

その後、この日のお昼ごはんは、甘いパンだけだったので、早めの夕食にしようと思い、ガイドブックにランチから夜まで通しで営業していると載っていたレストランまで歩いて行ったのだけれど、ここも何故か閉まっていた。
明かりは点いているのだけれど、どうしてかなぁ…とレストランのガラス扉から中を覗いていたら、店員さんが出てきてくれて、夏至祭りのために、この日の16時で閉店し、明日金曜日から日曜日まで休みなのだと教えてくれた。(ということで、先程の建築博物館も、夏至祭りのため通常より早く閉まっていたのかも。)

出発前に調べたネットの情報で、夏至祭りの前夜祭となる金曜日と当日の土曜日は市内の主だった場所は閉まっていると覚悟していたのだけれど、まさか前夜祭の、さらに前夜となる木曜日の夕方から様々なお店が閉まってしまうとは予想できなかった。
レストランの店員さん曰く、「今晩から中心街は完全に死ぬよ」ということだった。(恐ろしいことに、この言葉は的を射ていました…。)

ということで、レストランで食事をするのは諦め、この日の朝に寄った港の市場へ行けば、さすがに何か食べ物にありつけるだろうと思い、トラムに乗ってマーケット広場へ移動した。
ここも既に店じまいしている露店もあったけれど、さすがに営業中のお店もいくつかあったので、テーブル席があるお店で食事をすることにした。

で、食べたものがこれ
写真を見ても何だったのか思い出せない…

食事のあとは、ダメもとで、トラムに乗って美術館のキアズマへ向かったのだけれど、予想通り撃沈した。(こちらは、この日は17時まで、そして明日明後日は当然閉館。)

これがキアズマ…特徴的な外観です
この美術館は後日見学します

このまま何も見ずに終わるのも…と思い、キアズマからそれ程遠くない所にある礼拝堂へ歩いて行ってみることにした。

これがその礼拝堂
カンピ静寂の礼拝堂

幸い、まだ開館していました

この礼拝堂は、中央バスターミナル前の広場に建っている。
礼拝など公式な儀式が行われる場所ではなく、人々が心を安らかにするための場として造られているのだそう。
この礼拝堂の運営には、教会だけでなくヘルシンキの福祉課も携わっているそうで、私達が訪れた時も、そういった係りの人が受付にいて、何か相談事がある場合は話を聞いてもらえるようになっていた。
そのせいか、入口付近は『静寂』の礼拝堂というより、役所の福祉課の相談窓口のような雰囲気になっていた。

黒い建物(階段や通路の下)が入口になっていて
ここはちょっとお役所感があります…
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木造建築です
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礼拝堂内は木目が美しく
心が穏やかになる『静寂』な空間でした
他に人がいなかったというのもありますが
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礼拝堂を見学した後は、キアズマの外観だけでももう一度ゆっくり見てみようと思い、歩いてキアズマ方面へ戻った。

国立現代美術館 キアズマ
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通りの向こうに建つ建物は国会議事堂
14本の列柱が印象的な重厚な建物
フィンランドでは唯一の古典主義様式の建物なのだそう
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キアズマと広場を挟んで反対側に建っているのは
ヘルシンキ ミュージックセンター

この建物の先に午前中見学した
アアルト設計のフィンランディア ホールがあります

1971年にフィンランディアホールが完成し、ヘルシンキの主要なコンサート会場となったのだけれど、フィンランディアホールは、コンサートホールと会議場という複合施設であり、音楽専門のホールではないことや、音響効果があまり良くなかったことから、新規に音楽専用のホールとして計画されたのが、このヘルシンキ ミュージックセンターなのだそう。
2011年に完成している。

ミュージックセンターへ行ってみたら、この日の閉館時間は18時と書いてあったので、中をちょっと見学してみることにした。

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中には入れましたが
カフェ等は閉店していました
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ホールの壁の一部がガラスだったので
ガラス越しにホール内を見ることも出来ました
ガラスに反射してしまい
写真は上手く撮れませんでしたが…

この後は、もうどこも見学出来そうにないし、さすがにお腹もすいていなかったので、ブラブラと歩きながらホテルへ戻ることにした。

→ 次は、7日目

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