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  Spain+Munich  2013

旅日記 2日目(2012/12/28)-02

バルを出て歩いてサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂へ向かう。

この日は夜まで良いお天気でした
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見えてきました
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大聖堂の時計塔

ここから大聖堂のファサード側にあるオブラドイロ広場へ移動する。
かつて大聖堂の建設に携わる人たちが「オブラドイロ」と呼ばれていて、そのことから名付けられた広場なのだそう。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂
オブラドイロのファサード

サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂はヨーロッパのキリスト教三大聖地の1つで、フランスからピレネー山脈を越える巡礼路の終着点。
巡礼路を歩いてきたのではなく飛行機を乗り継いで一気に来た私達でさえも感動する神々しい立派な佇まいだった。
大きなバックパックを持った巡礼者らしき人が広場に大の字で寝転んで大聖堂を見上げているのを見てもまた感動してしまう。(案外その人も観光客で飛行機で来たのかもしれませんが…。)

この地域は一年を通して雨が多いのだとか
大聖堂も苔むしています

サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂は、キリスト教の使徒12人の一人である聖ヤコブがこの地に埋葬されたという9世紀頃からの伝説によって小さな礼拝堂が建てられたのが始まりで、サンティアゴとはスペイン語で聖ヤコブのことなのだそう。

この地までの巡礼のシンボルはホタテ貝で、巡礼路にホタテ貝をモチーフにした印が埋め込まれていたり、巡礼者が身に着けたりしているのだけれど、元々ホタテ貝は聖ヤコブのシンボルだったのだそう。

この数年前に訪れたブルゴスで見た
通りに埋められたホタテ貝の印

現在の大聖堂は11世紀頃からロマネスク様式で建設が始まったもので、その後ゴシック様式、ルネサンス様式など様々な様式で増改築が行われている。

広場でしばし大聖堂を見上げた後は、聖堂内を見学してみる。

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オブラドイロのファサードから中に入ります
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聖ヤコブ像
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チュリゲラ様式の主祭壇

主祭壇前に見えている
天井から伸びるロープは
香炉を吊り下げるものです

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パイプオルガン

内部を見学した後は、大聖堂の屋上に上がることが出来るツアーに参加してみる。
このツアーは本来予約が必要ということだったので、明日以降予約が取れた時に再訪しようと思っていたのだけれど、2人だけなら大丈夫だとこの後すぐにスタートするツアーに参加させてもらえた。
ツアーは1時間ということだった。(スペイン語のツアーでした。)
屋上ツアーの入口は聖堂の外、正面左手にある。

こんな所から入っていきます
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聖堂の上階へ上がりました
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こういった所にも繊細な装飾が施されています
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屋上に出ました
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時計塔も間近で見えます
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屋根の段々になっている部分に座って
ガイドさんの説明を聞きました
私達はスペイン語は全く分からないので
聞いている風ですが…
説明なしでも十分貴重な体験です

大聖堂の屋根に上がったのは
ミラノのドゥオーモ以来2度目かも

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オブラドイロのファサードの裏側
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これは近くに建つ修道院
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この苔むした様子がまた良い味です
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階段に見えますが屋根の上です
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大聖堂の屋上に上がると、この聖堂の壮大さを一段と感じるし、繊細な部分を間近で見ることも出来てとても良かった。

約1時間の屋上見学ツアーが終わったので、下の広場に戻って近くのカフェで少し休憩することにした。

私はこの旅行から新しいカメラだったので
使いこなせず変なモードで撮ってしまいました
後ろをぼかすモードのはずが
コーヒーカップの半分から下もボケてしまった

休憩した後は、サンティアゴ・デ・コンポステーラにもシザが設計した美術館があるので歩いて向かってみる。

→ 次は、美術館方面へ

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