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  Spain+Munich  2013

旅日記 4日目(2012/12/30)-01

4日目。
7時40分頃に朝食会場へ行ったら、係の人もお客さんも誰もいなくてレストランの明かりも消えていた。
フロントで聞くと、この日は日曜日なので朝食は8時からだったのだそう。
でも既に準備は整っていたので、フロントの人が明かりを点けてくれて、このまま利用していいと言ってくれた。

この日は起きた時から雨が降っていたので、朝食後は部屋に戻って10時過ぎまでゴロゴロ過ごした。
予定ではこの日も半日近郊の町へ行こうと思っていたのだけれど、変更して一日サンティアゴ・デ・コンポステーラでのんびり過ごすことにした。

その後雨がやんだようなので観光に出掛ける。
この日はサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂でボタフメイロの儀式というのが行われる日なので、それを見学するため大聖堂へ向かう。

どんよりした空ですが
雨は辛うじてやんでいます
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大聖堂の時計塔
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免罪の門
聖年のみ開くのだそう
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大聖堂に入りました

この後大聖堂ではボタフメイロの儀式が行われるのだけれど、ボタフメイロというのは高さが1メートル以上ある巨大な振り香炉のことで、ガリシア語から名付けられている。

普通の振り香炉は片手で持てるサイズのもので、ミサを執り行う方が手に持って振るというシーンを、テレビなどで見たのか実際に見たのかはっきりしないけれどなんとなく見た記憶があるけれど、こちらの教会の場合は香炉が人の身長くらいあるようなサイズのものなので、手に持つのではなく天井から伸びているロープの先に吊り下げるのだ。
ロープ上部には滑車があり、数人がかりで焚いたお香の入った香炉を揺らす儀式がボタフメイロの儀式と呼ばれている。

このボタフメイロの儀式は毎週日曜日に行われるという情報や特別な典礼の日のみという情報があったのだけれど、この日は日曜日かつ特別な典礼の日だったので間違いなく行われる。(毎週日曜日に行われるのは聖年だけで、他の年は特別な典礼の日だけなのかもしれません。最新の情報を確認してください。)

上部に滑車があり
そこから伸びるロープの先には
香炉があります

斜めに走っている黒いものは
撮影用の機材でした
この日は何かの撮影があったようで
数台のカメラで儀式を撮影していました

香炉は主祭壇に対して左右に振られるようだった。
せっかくなので振られる方向で見学しようと思い移動し、さすがに軌道の真下になるベンチに座るのは申し訳ないのでベンチの後ろのほうに立って見学することにした。

儀式が始まる前
吊り下げられた香炉
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お香の入った香炉を
真紅のロープを着た方たちがセットしています
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お香の煙が出ている香炉が
吊り上げられていきます
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香炉が揺らされ始めました
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とても重そうな香炉が
かなりの高さまで上がります
本当に迫力がありました

貴重な儀式を見学することができて、とても幸せな気持ちになった。
本来巡礼してきた方たちへ向けた儀式だったと思うのだけれど、観光客でしかない私達もこの先この旅を安全に過ごせそうな気がした。

大聖堂の向かいに建つ
18世紀に建った宮殿
現在は庁舎として利用されています

この後は昼食にする。
事前に夫が調べてきてあったタベルナへ行ってみる。

イタリアなど他の国でも
たまにこういったお店がありますが
床下の遺構を見ることが出来るようになっていました
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チーズがたっぷりのったサラダ
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タコのガリシア風
ポルボ・ア・フェイラ
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スープ
大胆にこぼれてるけど…味は良かったです
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マテ貝のプランチャ

料理はどれも美味しくて、バルとはまた違った静かな雰囲気でゆっくりと味わうことが出来てとても良い昼食になった。

食後は建物をいくつか見て廻る。

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