Spain+Munich 2013旅日記 5日目(2012/12/31)-02サンティアゴ・デ・コンポステーラに戻った時には外はもう真っ暗だった。 雨もまだ降っていたけれど歩いてホテルへ向かった。
スペインでは年越しの際に12粒のブドウを食べる慣わしがある。
駅から旧市街に入る手前に小さな八百屋さんがあったので、そこでブドウを1房買って(量り売りです)、別の小さなスーパーでスパークリングワインのミニボトルを買ってからホテルに戻った。 その後、23時頃にホテルを出て広場へ向かう。
サンティアゴ・デ・コンポステーラでは大聖堂の正面のオブラドイロ広場でカウントダウンイベントが開催される。(2012年末時点) 広場にはいつの間にかイベント用の舞台が設営されていて、適度な数の人が集まっていた。(尋常じゃない数の人が集まるマドリッドのプエルタ・デル・ソル広場に比べて。) マドリッドではプエルタ・デル・ソル広場に入る前に簡易の荷物検査があってビン類は持ち込めず、ビンに入った飲み物はプラスチックカップが手渡されそれに移すように言われたけれど(という原則で私達はカップに移したけれど、こっそり瓶を持ち込んでいる人もいましたが)、こちらではそのような検査もなかった。(そのため、スパークリングワインはボトルからラッパ飲みしました。…いい年して恥ずかしいけれど、ミニボトルなのでまぁ許容範囲ということで。)
その後11時半ちょっと前になって大聖堂の向かいに建つ庁舎の前に多くの人が集まっていたので、私達もそちらへ行ってみると、紙製の吹き戻し笛やとんがり帽子や首にかけるレイや小旗といったパーティーグッズ一式とブドウ12粒を無料で配っていた。 ホテルの有料のパーティなら分かるけれど、普通に町中で行われるイベントでこんなサービスがあるなんて。 せっかくなのでその列に並び、ブドウは自分たちで用意したものがあったので断って、パーティーグッズだけ頂くことにした。
11時半頃からは舞台の幕も上がってコンサートも始まった。
12時少し前にはコンサートが中断して、(多分)偉い人のスピーチがあり、その後12時に向けてカウントダウンがあり、その後鐘もなって、すごくちゃんとしたカウントダウンイベントになっていた。 12時の鐘の後には盛大に花火が打ち上げられていた。
スペインの小都市での年越しはこの時が初めてだったのだけれど、とても整然としているし、きちんと盛り上がる素晴らしい年越しイベントだった。
コンサートはまだまだ盛り上がっていたけれど、私達はこのくらいで切り上げてホテルに戻ることにした。
思ったほど寒くなかったけれど、さすがに長い時間だったので体も冷えていたので、部屋に戻ってのんびりお風呂に入ってから寝ることにした。 |