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  Spain+Munich  2013

旅日記 7日目(2013/01/02)-02

この後はサンティアゴ・デ・コンポステーラの空港から13時30分くらいに出発する飛行機に乗り、マドリッドで乗り継いでミュンヘンへ移動する。
マドリッドでの乗り継ぎ時間は1時間5分みている。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの空港
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ミュンヘンまでの飛行機のチケットは行きと同じくイベリア航空で手配していて、サンティアゴ・デ・コンポステーラからマドリッドまでの区間は手配後に運航会社が変更になってAir Nostrum(エア・ノストラム)という航空会社の飛行機だった。

チェックインを済ませ、手荷物検査などを受けた後のエリアにあったカフェでお昼ご飯にする。

生ハムのサンドウィッチと
生ハムじゃないハム(ターキーだったかな)のサンドウィッチ

食事を済ませ、ゲートの近くでウダウダと搭乗を待っていたのだけれど、乗る予定だった飛行機はディレイという案内があった。
窓の外を見ると見える範囲に飛行機は1機も駐機していなくて「そうでしょうね、遅れるでしょうね」という光景が広がっていた。

この後どこかからお客さんを乗せた飛行機が着陸して、その人たちが降りて掃除をしてから搭乗になるという手順を考えると、ちょっとやそっとの遅れでは済まない気がする。
この数年前のスペイン旅行で、帰りのスペインからの飛行機が大幅に遅れて次の日本行きの飛行機に乗り継げなくて、翌日の便に振り替えてもらったことがあったのだけれど、今回もまたそのパターンなのかなと思い始めていた頃、搭乗を開始するという案内があった。

その飛行機が着陸するのに気が付かなかったので、見えない範囲に着陸したのか、見えない場所に元々いた飛行機だったのかもしれない。
どちらにせよ思ったよりも小さな遅れだった。(といってもマドリッドの乗り継ぎ時間は1時間5分しかみていないので、かなりギリギリだけれど。)

床のタイルが正三角形でした

この区間の飛行機は行きと同じく小さな機材で、飛行機の扉がステップになるタイプだった。

すごく小さい飛行機という印象でしたが
こうして見ると結構長さはありますね

マドリッド行きの飛行機は30分遅れでの離陸となった。
その後の全てが順調なら辛うじてマドリッドで乗り継ぎが出来そうな感じだけれど、この時点で色々考えてもしょうがないので、この機内ではのんびり過ごすことにした。(エコノミークラスは飲食全て有料なので、何も飲み食いせずボケーっと過ごしました。)

飛行は順調だったけれど、近距離ということもあり遅れをほとんど取り戻すことはなかった。
マドリッド到着もほぼ30分遅れで、次の便の搭乗開始直前くらいだった。
あと35分ちょっとで乗り継ぎの飛行機が出発してしまう。

サンティアゴ・デ・コンポステーラから着いた飛行機はターミナル4の一番端のゲートへの到着で、乗り継ぐミュンヘン行きの飛行機は同じターミナル4だけれど反対側の端のほうにあるゲートからの出発だった。

幸い入国審査や手荷物検査などもないので、ターミナル内を人生で5本の指に入るのでは?という程の全速力で走って出発ゲートへ向かったので、ゲートに着いた時には最後の搭乗客らしき小さな子供を連れたご夫婦が入っていく所だった。

この時は写真を撮る余裕もなかったので
行きに撮ったマドリッド・バラハス空港の写真を再掲

ゲートの係の人にチケットを見せると「あら間に合わないと思っていたわ。よく間に合ったわね」と感心(⁉)された。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの出発が遅れたため、事前にそのような連絡が入っていたのかもしれない。

間に合ったことでものすごい達成感を感じていたのだけれど、ここで全く予期していなかった「サンティアゴ・デ・コンポステーラで預けた荷物はこの便には間に合わないから、4時間後の20時発の便に載せることになるけれど、あなたたちも同じ便で行く?それともこれに乗って荷物より先に行く?」という質問を投げかけられた。
自分達があれだけ走ったのだから、確かに荷物は間に合わないのかもしれない。
とはいえそんなこと全く考えていなかったので、すぐに判断出来ず迷ったのだけれど、この不慣れなバラハス空港で4時間過ごすよりは、行きに空港ホテルに一泊しているので空港でどう過ごすかイメージ出来るミュンヘンまで行ってしまってのんびり夕食でも食べながら待つほうがいいかな…と思って、この便で荷物より先にミュンヘンまで行くことに決めた。

すると、またしても予期していない「あなたたちが座席指定していた並び席は先程の家族連れに譲ってしまったので離れ離れの席になるわよ」と言われてしまった。
全く申し訳なさそうにしてくれないので一瞬ちょっとムッとしたけれど、乗り継ぎ出来ないという連絡がサンティアゴ・デ・コンポステーラ空港から来ていたと思うのでしょうがない。
チケットに手書きで替わりのシート番号を書いてもらって機内へ向かった。
先程の家族連れはよっぽど遅い時間にチェックインしたのか、びっくりするくらい前後に離れた席だった。

同じく行きに撮った空港の写真

そんなやりとりがあったので搭乗口でまぁまぁ時間がかかったけれど、私達が機内に入った時点でも、まだ通路には人が詰まっていて先に進めなくなっていた。
それだからか、この飛行機も少し遅れての出発となった。

夫が後方の席に行ってくれたので私の席は前方の通路側の席だったのだけれど、数席先の通路を挟んだ反対側には私達の席を譲り受けた家族連れがいて、そのお父さんが通路側に座っていた。
良かったねぇ私達が遅れたおかげで並び席で…なんて思いながらガン見ぼんやり見ていたら、滑走路から離陸する直前にそのお父さんが通路に飲みかけのペットボトルを置いたのだ。
えーっと思った瞬間、飛行機が加速したのでペットボトルは後ろに吹っ飛んでいった。
そしてしばらくして水平飛行になった頃に、そのお父さんがペットボトルを取ろうとして、あれ?あれ?と下を何度か確認してなくなっていることに気付いていた。
人生初飛行機だったのだろうか?
なんだか分からないけれど、とりあえず並び席を譲ってあげられて良かったと思うことにした。

そんな他人のペットボトル事情はともかく、マドリッドの空港を猛ダッシュしたので私も何か飲みたかった。
しかしイベリア航空のエコノミークラスは飲食全てが有料だった。
水平飛行になって少し経つとCAさんがカートを押してきたのだけれど、現金を持っていなかったので、どうしよう…クレジットカードは使えるよね…と躊躇しているうちにCAさんは後ろに進んでしまった。
喉がカラカラだったので、この後もう一度通るかもしれないのでその時買おう…でももしもう来なかったらどうしよう…呼び出しボタンを押すのかな…などと考えていたら、後方の席にいた夫がペットボトルの水を買って持ってきてくれた。
ものすごく席は離れていたけれど、私の何か飲みたいという念が通じたようで、この旅で一番うれしい出来事だった。(一番ってことはないか。さすがに。)

この区間の飛行機では写真を撮っていないので
マドリッドまでの飛行機から撮った写真を

猛ダッシュして乾いた喉を潤した後はウトウト過ごしていた。
飛行機は少々遅れてミュンヘン空港に到着した。

→ 次は、ミュンヘン空港

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