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 Switzerland 2015

旅日記 2日目(2015/04/30)-01

2日目。
ホテルのレストランで朝食をいただいた後、荷造りをしてチェックアウトし、ホテルに荷物を預けてからジュネーヴ観光へと向かう。

朝食ビュッフェはホットミールの種類も多かったです
ちょっと盛り付けが乱雑ですが(←夫作)
これしか朝食の写真がなかったので…

ホテルを出て右手に進むとすぐに、市バスのDe-Joinvilleという名前のバス停がある。
ここに停まるのは10番のバスだけなのだけれど、市内中心地へ行くことが出来き、ホテルにチェックインした際に、市内公共交通機関が無料になるチケットをもらってあるので、これで乗車できる。日中はほぼ10分に1本、バスがあるようだった。

バス停から見たホテルの建物
近くて便利です

バスを中央駅の近くで降りて乗り換えて旧市街の外れの方にある建物に向かおうと思っていたのだけれど、10番のバスは中央駅前には停車しないので気付くことが出来ず、川を渡り始めたので慌てて次のバス停で下車した。

最初、自分たちがどこで下車したのか分からず混乱したのだけれど、近くにあった地図を確認したら、イル島という所の近く(多分ベレール広場)のようだった。
そこからだと湖まで歩いてすぐのようだったので、バスを乗り換えるのはやめて、最初に歩いて湖へと向かうことにした。

イル島の時計塔
ひっきりなしに路面電車やバスが通るので
こんな写真で妥協しました…

でも帰り際にももう一度通ったので
再度チャレンジ↓

足元まで撮れましたが
路面電車やバスの架線がすごいですね…

少し歩いていくと、正面に花時計が見えた。

レマン湖畔にある花時計は花のメンテナンス中

ただいまの時刻は7時半?
いえいえ、そんなに早い時間ではありません
10時前だったので、2時間20分くらい遅れている?
花のメンテナンスはするけれど
時計のメンテナンスはしないようです
係りが違うのかな?

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花を踏むわけにはいかないので
このようにハシゴをかけてお手入れするんですね

花時計のある公園を通り抜け、レマン湖へ向かい、さてジュネーヴで唯一これだけは見たいと思っていた大噴水は?(←もちろん私が、です…)と見渡してみたのだけれど、どこからも噴水があがっていない。
え?あれ??なんで???と夫をジロ〜っとにらむ…もとい、見つめると、慌ててガイドブックを開いて確認し、『大噴水:噴出時間は要確認』という欄外の書き込みに気付き、「げっ」と声をあげていた。

まぁこれは夫だけが悪い訳ではなく、私もなんだか当然のように噴水は一年中、24時間上がっているもんだと思いこんでいたのだけれど、ガイドブックによると『秋の点検期間(なんと3週間!)と強風の日、気温が2度以下の日は中止』なのだそうだ。
ということで、時間ももちろん24時間ではなかったのだ。

ただいまの時刻は9時50分過ぎ。
ということはきっと10時から噴水があがるのだろうと予想し、もしも10時を過ぎても上がらなかったら、この日は強風でもないし気温も2度以上だったけれど何か別の理由で中止の日なのかもしれないから、噴水は諦めて次の場所へ移動することに決め、湖畔をブラブラ歩きながら10時まで過ごすことにした。

レマン湖
噴水はどこですかー?
.
これは先程の花時計があった公園の端にあった
国家記念碑という像

私がよそ見をしていたら、夫が「おぉ!上がった」と声をあげたので湖のほうを見てみると、立派な噴水が噴きあがっていた。
せっかく噴出前に来ていたのに、噴き上がる瞬間によそ見をしているなんて詰めが甘い!と夫に言われてしまったのだけれど、どこから上がるかも分からなかったし、内心、今日は中止なんじゃないかなぁと諦めていたのだからしょうがない。

レマン湖の噴水
噴水の高さは140メートルにもなるのだそう

私が「ジュネーヴで唯一見たいもの」と公言していたので、見ることが出来て良かった。(…私より、夫が一番「見ることが出来て良かった(←私に見せることが出来てヨカッタの意味)」と安心していたと思うけど。)

こちらはアングレ庭園の噴水

ということで、私が『唯一見たいもの』を見終わったので、次は夫が『唯一見たいもの』へと向かうことにした。
ジュネーブにも、ル・コルビュジエが設計した集合住宅があるのだ。

こちらは旧市街に建っていた建物
多分、ジュネーヴ市の施設

少し迷いつつも無事、その建物に到着した。

そしてこれが、ル・コルビュジエ設計
クラルテ・アパート
.
1階部分には飲食店が入っていた
アンコールワットの写真…
アジア料理のお店だったんでしょうね
.
エントランスの裏側はこんな感じです

アパートの廻りを一周した後、さて中を見学させてもらおうと、共用部分の扉を開けようとしたら、思いっきり鍵がかかっていた。オートロックになっているようだった。

手元にあった雑誌によると『住宅なので、見学は外観と公共部分のみ』とあったのを、共有部分と勘違いしていたのだ。(…外観と飲食店のみという意味だったのでしょうか。)

これはもう、諦めるしかないかなぁ…、でも誰か来ないかなぁ…と入口付近をウロウロしていたら(←もちろん夫が)、ちょうど住人らしき方がこの建物に向かっているのが見えたので、急いでその人の所に行き(←もちろんこれも夫が)、「中を見学したいので入れてもえませんか?」とお願いしてみたら、ありがたいことに了解していただけた。
その女性は、建物に入ってすぐのロビーにある集合ポストに寄っている間、私達に建物のことを説明してくれた後、エレベーターで部屋へとあがっていった。
せっかくご厚意で入れて頂いたので、あの女性や他の住人の方たちに迷惑をかけないよう、静かに短時間で見学することにした。

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階段室の吹抜け
階段や廊下の床はガラスブロックです
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最上階
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アパート内には設計事務所もはいっていて
ル・コルビュジエの
パネルが飾ってありました

見学中も何人かの住人の方に会ったのだけれど、みんな不審な顔もせず、温かく挨拶に応えてくれていた。
さすが、ル・コルビュジエの建物に住む人は素晴らしい人ばかりだねぇ、と夫と感心していた。(以前、別の国だったけれど、現代建築家が設計した集合住宅を見に行った際は、そこに住む子供たちに「見学するなら10ユーロちょうだい」としつこく付きまとわれたことがあるので。ル・コルビュジエの集合住宅に住む人は皆ちゃんとしている気がする。)

これで、私と夫がジュネーヴで唯一見たかったものをそれぞれ見学し終えたので、あとひとつだけジュネーヴ観光をすることにした。

→ 次もジュネーヴ観光

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