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 Switzerland 2015

旅日記 2日目(2015/04/30)-02

次は、旧市街の中心方面へと向かう。

遠くに大噴水が見えました
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町中の水飲み場

飲むことが出来る場合
このようなプレートがついていました↓

我々は胃腸が弱いほうなので
飲みませんでしたが…
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ジュネーヴの旧市街は
都会的な雰囲気でした
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尖頭が見えてきました
これが あとひとつだけ観光する大聖堂です

ジュネーヴのサン・ピエール大聖堂は、12世紀から13世紀に建てられ、その後幾度も増改築が行われたのだそう。
宗教革命の中心人物が拠点としたのが、ここなのだそう。

大聖堂のファサード
思いっきり逆光…
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大聖堂内部
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バラ窓
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ステンドグラスを通した光が美しい

この大聖堂には、もう一つの見所がある。
それは、大聖堂の地下が、欧州最大級の考古学発掘展示施設になっているのだ。
この大聖堂の地下で発掘調査が行われていて、大聖堂建築前にこの場所にあった初期の宗教建築の基盤が発掘された状態で残されていて、他の出土品も展示されていて、見学できるようになっている。

入口は大聖堂の中からではなく外にあり、正面の向かって右手端に地下に降りる階段がある。(上にあるファサードの写真の列柱横の建物です。)

考古学発掘展示施設
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考古学に興味のある方には楽しい場所なんでしょうね
欧州最大級だけあって、結構広かったです

この地下を見学した後は、ちょっと早いけれど昼食にすることにした。

大聖堂のバラ窓を外から見上げる
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大聖堂の近くの広場からマドレーヌ広場方面の眺め

この広場は3段階くらいの段々になっていたのだけれど
ひとつ下に降りたら湖の大噴水が見えました↓

写真を見比べてみたら
一番上からも見えたのかも…
単純に方向が微妙に違っていて写っていないだけかな?
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体力がなくて塔には登る気になれなかったので
せめてこの広場から下を見下ろしてみます
この周辺には飲食店がたくさんありました

広場周辺のレストランをいくつか見て歩いたのだけれど、結局、そこから少し歩いたところにあった「Le Consulat(Le petit basque)」というバスク料理のお店に入ってみることにした。

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お昼のムニュを1人前のみ注文
上のトマトのスープとポークリブがセットです
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他に単品でイカのタパス
両方とも美味しかったです

飲物は、スイスの白ワインをグラスで頼んだのだけれど、この旅で唯一のおいしいグラスの白ワインだったので、おかわりをして一人2杯ずつ飲んだ。
スイスのワインはおいしいと聞くけれど、グラスで安いものを出してもらうせいか、このお店の他には一度もおいしい!と思えるワインに出会うことはなかった。(このお店で飲んだ時は、やっぱりスイスのワインはおいしいんだ!と喜んだのだけれど、それ以降、「あれ?ここのはおいしくないな…」「あれ??ここのもおいしくないな…」と続いていくとは、この時点では全く予想できなかった。)

私達が食事をしている間も、旅行客だけでなくたくさんの地元の人らしきお客さんが入ってきて満席になっていた。スイスにしては安めのムニュがあるからかもしれないけれど、地元の人に人気があるお店のようだった。

お店の外にいる
おじさんたちがうつむき加減で
大丈夫?と不安になるかもしれませんが
美味しかったです

上記の料理を食べて飲んで50フラン弱
よいお店でした

食事中、夫から『ジュネーヴ観光を切り上げて、旧市街をブラブラ歩きつつホテルへ戻って、次のローザンヌへ移動するのはどう?』という提案があった。

夫は、ローザンヌで見たい建築が1つだけあったのだけれど、この日の朝、ホテルにいる時にネットでローザンヌの天気予報を調べたら、明日の天気予報は雨だったのだ。
で、そのローザンヌの建物は、できれば雨の中ではなく、雨が降っていない今日見てしまいたいと天気予報を見ながら密かに画策していたようなのだけれど、私にとっても、思っていたよりずっとジュネーヴの町並みが都会的でわくわくする雰囲気でもなかったので、この辺で観光を切り上げてもいいかなという気はしていた。

当初、夕方くらいまではジュネーヴを観光する予定で、いくら見所の少ないジュネーヴでも、もう少し観光名所はあるのだけれど、特に惹かれるものがなかったので、夫の提案を受け入れることにした。

先程、大聖堂の近くの広場から鐘楼が見えていた
マドレーヌ寺院
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ジュネーヴの路面電車
モダンなデザインです

ということで、旧市街を歩いて、行きにバスを降りたベレール広場辺りに戻って、そこから10番バスに乗ろうとしたのだけれど、ベレール広場の停留所は路線ごとに結構離れた場所にあり、案内板の地図を見て歩いてみたのだけれど、10番のバスが停まる停留所にたどり着けなくて右往左往してしまった。

走っているバスや路面電車を追って歩いているうちに、やっと10番の空港行のバスの停留所にたどり着くことが出来た。
目指していたベレール広場の停留所より、1つくらい先の停留所まで歩いたのだと思う。

ここから10番のバスに乗ります
帰りは空港行です

バスに乗って、ホテル最寄りのバス停で降車ボタンを押すことが出来るか心配だったけれど、少し手前に目印になるような教会があったので大丈夫だった。

バスを降り、ホテルのフロントに寄って預けてあった荷物を受け取った。
荷物置き場まで一緒に行ってくれた係りの人に「空港へ行くの?」と聞かれ、そうだと答えると、シャトルバスは出てしまったばかりなので、次のバスは2時ちょうどだと教えてくれた。
2時までは15分近くあったのでロビーのソファに座って待っていると、先程の係りの男性が来て、「今からシャトルバスを出しますよ」と言ってくれた。
予定より10分くらい早い時間なのだけれど、その男性が運転して私達だけのために空港まで行ってくれるというのだ。

その上、空港に向かっている途中、どのエアラインを利用するか聞かれたので、飛行機ではなく鉄道なので…と答えたら、運転手さんがどこかに電話で確認して「特別だよ」と鉄道駅に回ってくれて、駅前で降ろしてくれた。
ちょうどチェックアウトする人がいない時間帯だったというのもあるとは思うけれど、ホスピタリティのあるサービスだった。

これがホテルの送迎バスです

今回の旅の移動は、鉄道利用がほとんどなので、スイストラベルパスを購入していた。
これには様々なタイプがあるのだけれど、私達は8日間連続のタイプのものにしていた。
このパスにはスイス国内にある480くらいの美術館・博物館に無料で入ることが出来るスイスミュージアムパスが含まれている。(2015年5月時点)

ジュネーヴ空港にある鉄道駅の切符売場へ行き、日本で購入してあったパスのバリデートをしてもらった。バリデートの際はパスポートの提示が必要で、パスを利用する時もパスポートを携帯する必要があるらしい。

この窓口の人が、この後はどこに行くのか聞いてくれて、ローザンヌだと答えると、列車の時刻は分かる?と聞いてくれて、次の列車の発車時刻とホームを教えてくれて印刷した紙を手渡してくれた。
見所がないなんて勝手に思い半日観光で済ませてしまったけれど、ジュネーヴの人はみんな親切で気持ちよく滞在することが出来た。

ローザンヌもレマン湖畔の町なので
列車は主に湖沿いを走ります

ジュネーヴ空港駅からローザンヌまでは40分ちょっとで到着した。

→ 次は、ローザンヌ

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