TOP行程表

 Switzerland 2015

旅日記 2日目(2015/04/30)-03

ローザンヌ駅に到着し、まずはホテルにチェックインをする。

今回のホテル選びは、駅に近くて歩いて行けるということを基準に選んでいたのだけれど、ローザンヌのホテルはまさに駅前に建っている。

ホテルの入口付近の外観は、いかにも駅前にある、ちょっと古い雑居ビルといった感じで、『やっちゃったかな感』がプンプンしていたのだけれど、通された部屋は、広くてゆったりした造りだったし、目の前の駅だけでなく、駅越しにレマン湖やその向こうの山も見える気持ちの良い部屋だった。

内装などは確かに一昔前の雰囲気だったけれど、ソファーもあり居心地が良かった。

最上階の部屋でした
バルコニーも付いています
.
バルコニーからローザンヌ駅舎を見る

バルコニーの隣との仕切りは低く
お隣の部屋の人と思いっきり
「こんにちは」するタイプです
植木鉢があるだけ、なんてホテルもあったので
仕切りがあるだけいいけれど…

その仕切りがこれ↓

外から見えないようにするためなのか
手摺と同じ高さなんですね

翌日は雨だったので
ほとんどバルコニーに出なかったこともあり
一度も「こんにちは」しませんでした
室内は禁煙で、バルコニーのみ喫煙可なので
喫煙者は「こんにちは」する確率が高いかも
ま、それもまた楽しいですけどね

.
湖の対岸の山も見えます
対岸はフランスで
水で有名なエヴィアンなどの町があります

このホテルについては、こちら

このホテルには2泊する。
簡単に荷物を整理し、さっそく夫が見たい建物見学へと出掛ける。

ローザンヌもジュネーヴと同じく、ローザンヌ市内に宿泊する人は、滞在中、公共交通機関が無料で利用できるカードがもらえる。
私達は、ジュネーヴを観光した時と違ってスイストラベルパスをバリデーションしてあるので、このパスでもローザンヌの公共交通機関に無料で乗ることが出来るのだけれど、せっかくなので(?)どちらも持ち歩いてみることにした。

ホテルの前のローザンヌ駅から2番の地下鉄に乗って、1つ目のフロンという駅で地下鉄の1番に乗り換えて、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)に向かった。
この大学の敷地内にSANAAが設計したロレックス・ラーニングセンターがあるのだ。

1番の地下鉄は、フロンを出て少しすると地上を走る。
大学構内にある「EPFL」という駅で下車する。

夫が調べてあった駅からの道順が古いものだったようで、どちらに進んだら良いのか全く分からず、ホームにいた学生風の人に尋ねると、とても丁寧に行き方を教えてくれた。
スイスの人はほとんどが、私達よりずっと上手に英語を話す。
この人もものすごく丁寧に教えてくれたのだけれど、あまりにも丁寧で、部分的にしか覚えられなかったのだけれど、要するに、歩道橋を渡って、線路の反対側に出て、少し線路沿いを戻って、右に曲がるという感じだった。

これがその歩道橋
線路と道路をまたいでいます

夫が得ていたアクセス情報には
この歩道橋が出ていなかったので
この歩道橋は比較的新しいものかも

歩道橋を降りた所に構内案内板があり、それを見て進んだのだけれど、早めに曲がりすぎて、校舎の中を通り抜けてアクセスすることになってしまった。(それもまぁ、学生の様子が垣間見れて面白かったけれど。)

EPFLのWebサイトに構内地図があり、印刷できるので、道順が不安な方はそれを持っていくとよいかも。
https://documents.epfl.ch/groups/e/ep/epfl-unit/www/plan/EPFL-plan-general.pdf

上手く表示されない場合は下記より。
http://information.epfl.ch/access
右側メニューにある『MAPS』の欄にある「EPFL campus printable map」をクリック。

地図があれば迷わないと思います(し、迷っても大学構内なので大きく間違えることもないと思いますが)、以下、駅からの道順を(長々と)説明します。
上記サイトの構内図を参考にしてください。

ピンク色の点線がメトロ1番線です。
「EPFL」と書かれた駅は、メトロの駅ですが地上駅です。
フロン駅方面から来た場合、降りたホームから直接「スイス テック ホテル」という建物に入れるようになっていますが、目指す建物は反対側です。
ホーム後方にある歩道橋を渡って、この建物の反対側、線路の向こう側の通りに出ます。
線路沿いをフロン駅方向へ戻り(駅を背に左側に進み)、構内案内図でいうと3本目の道
「Ave.Piccard →」とある道(ピカー通り)に入ります。
CMとかCEとか書かれた横に長〜い建物が邪魔で遠回りしないといけないように見えますが、ピカー通りはこの建物の下を通っています。
この建物をくぐった先、正面に目的地が見えてきます。

ちなみに私達は曲がる道を間違えたので…
ピカー通りへ曲がる部分を
Google mapで見るとこんな感じです↓

下から伸びてくるピカー通りが大通りにぶつかる手前で
道がY字に分かれています
それらの道に挟まれた三角形の部分があるので
それを覚えておけば分かりやすいかも
(大学の構内図ではただの1本の道になっていて
三角形の部分が表記されていません…)

ということで、私達は準備が悪かったので、校舎内をウロウロした後、なんとか無事に目的の建物に到着した。

ロレックス・ラーニングセンター
SANAA設計
大学の施設で、図書館や自習スペース
飲食出来るお店などが入っている

この施設を建設する際
多くの企業がスポンサーになったそうです
その中で一番出資したのがロレックスだったので
建物の名前の前に冠されているようです

建物の詳しい解説は
専門外ですので省略させていただいて…

.
.
.
建物の中にはほとんど水平になっている面がなかったです
.
.
こんなちゃんとしたレストランも入っています
間仕切りなどなく唐突にありますが
さすがにこの部分の床はまっすぐになっていました
.
.
大学構内の移動に、こんな電気自動車が運行していました
運転手さんがいないように見えたけど
どうなっているんだろう…?
.
館内にはたくさんの
ロレックスの時計があります
これは世界時計でした

とても見応えのある建物で、外部空間も多いので、やはり雨の降っていないこの日に見学に来て正解だった。

この建物を見た後は、歩いてメトロの駅に戻った。(帰りはさすがに迷いませんでした。)
ここからフロン駅行きのメトロに乗り、フロン駅から歩いて夕飯のお店を探しつつ旧市街を歩いてみることにした。

フロン駅から旧市街をブラブラ
.
旧市街の教会(…多分)
.
この通りのお店の看板の上には
お揃いの装飾がありました
.
ローザンヌは高低差があり
立体的な複雑な町並みになっています
.
この日は中を見学していませんが
大聖堂の写真も撮っておきました
この大聖堂、とても巨大な建物で
この位置からは一部しか見えていません

結局、旧市街をグルリと歩いてみても、ここぞというレストランが見つからなかった。
グルグル歩いているうちに、またフロン駅方面に戻ってきてしまったので、メトロでローザンヌ駅に戻り、ホテル近くのレストランで夕食にすることにした。

ホテル近くでも良さそうなお店が見つかりませんでした
で、外から見た感じでは
一番よさげなイタリアンに入ってみましたが…撃沈
このグリーンサラダのドレッシング
めちゃめちゃ酸っぱかった…
.
↑パスタは見た通りの味でした

ピザはちゃんとしたピザ窯で焼いていました
生地が薄くてパリッとしていて、悪くはなかったです

ただ、プリモとしてパスタとピザを頼んだのだけれど
ピザが焼きあがって窯から出された状態で
パスタが出来上がるまでの間
カウンターの上で放置されていたのだそう

2人でプリモを2皿頼んでいるので
その料理を同時に出そうということなんでしょうけど
それならピザを焼くタイミングを遅らせるべきですよね…

とても感じの良い女性の店員さんがいて
その人のサービスは良かったのだけれど…

結局、イマイチな食事になってしまい、夫はすっごく反省していたのだけれど、私はスイスの食に全く期待していなかったので、こんなものかなという感じだった。(この日のお昼は美味しかったし。)

こうして、明日は雨という天気予報を信じて、急遽予定変更して早めに来たローザンヌだったけれど、確かに明日は絶対に雨が降るでしょう…という空模様になってきていた。

この日一日しか観光していないのだけれど、既に旅の後半になっているような気がする程の充実感だった。(実際は、たいして何も見ていないのだけれど…。)

ホテルに歩いて戻り、のんびりとお風呂に入って寝ることにした。

→ 次は、3日目

<<旅日記2日目-02 □ TOP □ 旅日記3日目-01>>