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 Switzerland 2015

旅日記 5日目(2015/05/03)-02

この教会の前にある「Kreuzfeld」というバス停に、次の見学場所へ移動するためのバス路線が停車する。
ここから3番のバスに乗って、ズントーのアトリエを見学しに行く。

この教会の遠景の写真を撮った位置に
バス停がありました

しかし、このバス停にあった時刻表を見て、この日(日曜日)はアトリエ近くのバス停まで行くバスがないのだということに気が付いた。
アトリエに行くバスは、確かに3番なのだけれど、ただの3ではなく「3A」。
本日日曜日に「3A」の運行はなかった。

そういえば、この朝出掛ける前に、グーグルマップで経路を検索した時に、バスで行くルートが出てこなくて、バス停よりちょっと遠い所にある列車の駅から歩いていくというルートしか出てこないので、「なんでバスじゃなくて電車しか出てこないんだろう?」と話してはいたのだけれど、こういうことだとは想像できなかった。

朝の時点で、夫が調べてきたルートではなく、優秀なグーグル様を信じれば良かったのだけれど、同じ3番のバスでも目的地が違うAとBというルートがあって、日曜日になると、そのAルートのバスは全て運休になるなんてことは全く思い付かなかったので、夫の下調べを信じないという英断(?)が出来る訳もなかった。(でも今考えてみたら、日本でもそういう路線ってありますよね…。やはり夫の下調べが甘かったんです…。)

バス停に貼ってあったこの案内
アトリエの最寄りのバス停
「Haldenstein, Dorf」は「A」の路線
日曜日の昼間は
「B」と「T」しか運行していないんです
「T」は「B」の
途中までしか行かないみたい
詳細は不明ですが…

上の案内図ちょっと分かりにくいですよね
マサンスの教会から
AとBの二股に分けて表記するほうが
親切な気がするけど…
その先で無印とBでもまた
枝わかれがあるから
枝分かれ表記は無理なのでしょうか…

上に載せたバスの案内を見て(しばらく内容が理解できなかったけれど…)、A,B共通のバス停「マサンスの教会」を過ぎて、無印やB路線の次のバス停まで行ってしまったとしても乗車時間は1分くらいなので、そんなに遠くまでは行かなそうだし、運が良ければ目的地に近づくかもしれないので、とりあえず携帯電話の地図のGPSを確認しながら、共通のバス停の先まで行ってみることにした。

バスは30分に1本(「B」と「T]が交互)だったのだけれど、すぐに「3T]のバスが来た。
バスに乗ってからは、次のバス停の電光掲示と、携帯電話の地図に表示されるGPSをチェックしながら乗っていた。
AとBの共通のバス停「マサンスの教会」を過ぎた後、進行方向左手にあるライン川を渡る橋へ行って欲しかったのだけれど、川と平行の道をどんどん進んで橋から遠ざかっていきそうだったので、慌てて次の「Oldtimer」というバス停で降りた。

「3A」以外のバスもライン川を渡って対岸へ行くかもしれないと期待していたのだけれど、帰国後経路図を確認してみると「3B」などのバスは、この橋は渡らず、だいぶ先まで行ってから対岸へ渡るという経路になっていた。

バスに乗っていたのは私達だけ
他力本願(?)では
降りることが出来ないので
気合を入れて案内表示をガン見…

ズントーのアトリエへ行くには、ライン川を渡って対岸へ移動しなければならない。
私達が降りたバス停は直線距離だと橋に近いのだけれど、バス停からその橋まで直線的に降りて行く道がなく、ぐるりと迂回しなければならなかった。

バス停から、GoogleのオフラインマップとGPSをたよりに歩いて、15分くらいかけて橋にたどりつくことが出来た。(我が家は未だに、海外旅行中に外では携帯電話をオンラインにしないんです。オンラインは無料Wifiがあるホテル内だけ。)

チャレンジをして1つ先のバス停まで行ってしまわず、A路線とB路線が分かれる手前の「マサンスの教会」のバス停で降りたほうが良かったのだと思う。

またしてもGoogleマップで説明
降りたバス停から橋までは迂回しなければならず
ひとつ手前のバス停のほうまで戻ることになりました

でも、ひとつ手前のバス停からでも橋までは歩いて10分
結局、日曜日は鉄道で行くのが正解だと思います…

そうして渡った橋の写真が
こんなものしかなかった…

橋を渡った所からアトリエまでは、さらに歩いて10分くらいかかる。

橋を渡って少し歩いたところに
お城のような建物がありました
.
その下で放牧されていた
(というには狭いエリアだけれど)
羊か山羊…2頭並んでカメラ目線
.
城壁沿いを上がっていきます

橋を渡った所からアトリエまで、地図でルート検索すると10分くらいの道のりなのだけれど、この城壁沿いに上がっていった先のルートが複雑で、またまた迷って、結局15分くらいかかってアトリエに到着した。(バス停からだと30分超。)

こうしてたどり着いたピーター・ズントーのアトリエ。
日曜日だったので働いている人はいなそうでひっそりとしていた。

アトリエ・ズントー
庭には卓球台がありました
.
この左手には自邸があります
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.
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自邸↓はコンクリートです
自邸ということですが
表札は「アトリエ・ズントー」となっていました
.
奥までいってアトリエと自邸を振り返ってみる
素材は全く違いますが
どちらもスントーっぽいですね
超・職住近接です

違ったアングルから↓

すごい場所に建っています
こういうところにアトリエがあると
あのような建物が設計できるんでしょうかね
.
自邸の裏側

アトリエも自邸もかなりオープンなつくりになっていたけれど、さすがにズカズカ入り込んでみる訳にもいかないので、外からさらりと見ただけだったけれど、苦労してたどり着いた甲斐のある経験だった。(…ここで「甲斐のある建物だった」と書ける程は建物を見ていないのだけれど、そういった空気感が体感できたのは貴重な経験です。もちろん、平日なら苦労せずにたどり着けるし、バスが運休になる日曜日でも列車で来たら、苦労しないでたどり着いたと思うけれど…。バスの運行については最新情報を確認してください!)

■ クールのバス
路線図や時刻表は下記のWebサイトで調べることが出来ます。
http://www.buschur.ch/

見学を終え、来た道を戻っていく。

行きにみた城壁下の山羊(か羊…違いが分かりません)
.
車道を普通に行き交う馬
といっても
さすがに自動車代わりに乗っているという風ではなく
近くに乗馬を教えている場所がありそうでした
.

帰りは、ライン川にかかる橋を渡ってすぐのところにある駅から列車で戻ることにした。

Haldenstein駅
アトリエがある場所の地名がついた駅です
この駅からアトリエまで
(迷わず行けば)歩いて11分だそうです
.
前日乗った列車と同じ、この地域の私鉄です
.
ということで
ストップリクエストのボタンがありました

上に写真を撮った列車が出た後
クール行きの列車が来るので
ストップボタンを押しておきました
(一番上の黄色のボタンです)

で、無事に列車は停車→乗車できました

.
駅の水飲み場(多分)

ここからは5分ちょっとでクール駅に到着する。

この後は、クールにあるズントーの建物を見学したかったのだけれど、そこを見学するには、クール駅にあるツーリスト・インフォメーションで鍵を借りなければならない。
駅に着いた時間は、ちょうどインフォメーションのお昼休みの時間帯だったので、私達もどこかで昼食をとってからインフォメーションに戻ろうかとも思ったのだけれど、あと少しでオープンするので、昼食の前に鍵を借りてしまうことにした。

駅ナカをブラブラして待とうかとも思ったのだけれど、この鍵を借りるためには身分証明書が必要ということだったのだけれど、パスポートのコピーしか持ち歩いていなかったので、一度ホテルに戻って、パスポートを取ってくることにした。

ホテルに戻って、ほんのちょっとだけ休憩した後、パスポートを持って、インフォメーションへ戻り、鍵を借りた。
鍵を借りる時に、試しに「コピーでもいいですか?」と聞いてみたら、原本じゃないと絶対にダメだということだったので、取りに戻って正解だった。

こうして無事に鍵を借りることが出来たので、旧市街方面へ向かって昼食にすることにした。

→ 次は、昼食

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