TOP行程表

 Switzerland 2015

旅日記 8日目(2015/05/06)-01

8日目。
この日はバーゼルへ日帰りで行く。
バーゼルは9年前に1度行ったことがあるので、今回はケンチク中心に見て歩く。(前もケンチク中心だった気もするけど…。ま、我が家にとってスイスはそういう国です…。)

ホテルで朝食をいただいた後、さっそくヴィンタートゥール駅へと向かう。
ヴィンタートゥールからバーゼルに行くには、一度チューリヒへ出て、そこで乗り換えなくてはならないのだけれど、乗り換え時間を含めて1時間半くらいでバーゼルに到着する。

ヴィンタートゥール駅
昨夜の雨が残っていて、この朝も雨でした

チューリヒから乗る列車はTGV Lyriaという列車だった。
TGVというとフランスの全席指定の列車というイメージで、私達が持っているスイストラベルパスだけで乗車できるか不安になり、乗車前に列車の乗り口に立っていた若い女性の車掌さんに聞いてみると、「・・・・・・大丈夫よ」というような若干不安が残る答え方だったので、もうちょっと移動して、別の号車の前にいた車掌歴35年風(←推測、実は40歳くらいかも)の恰幅のいい男性の車掌さんにもう一度聞くと、「目的地がスイス国内だったら大丈夫」という信頼できる答えがかえってきて、やっと安心して列車に乗りこむことが出来た。

これがバーゼルまで乗った列車
スイスとフランスを結ぶTGVの名前なのだそう
.
ということで、バーゼルに到着
バーゼルは晴れていました

バーゼルの駅からトラムに乗り、1度乗り換えてヘルツォーク&ド・ムーロンが設計した体育館などを見に行く。

乗り換えた停留所から見えたハンマーを叩く人のアート
.
マリオ・ボッタ設計の建物も見えました
.
乗り換えたトラムは3番

トラムの「Burgfelden Grenze」という停留所(多分終点だったと思う)で降りて5,6分歩くと、ヘルツォーク&ド・ムーロンが設計したリハビリセンターが見えてくる。
ここは後で見学することにして、初めに、その先に建つ体育館を見学する。(停留所から体育館までは歩いて8分です。)
地図で見ると、この体育館の敷地に入ってすぐくらいの所にスイスとフランスの国境があり、建物はフランス側に建っているため、住所はフランスの Saint-Louisという町になる。

Sportzentrum Pfaffenholz
ヘルツォーク&ド・ムーロン設計
.
.
.
体育館の中に入ってみました
大きな空間を仕切って、一部を使用中でした
.
.
外のトラック側へ出ると全く趣きが異なった外観になっています

体育館を見学した後は、スイスへ戻って(!?)先程のリハビリセンターを見学する。

REHAB Basel
ヘルツォーク&ド・ムーロン設計
.
.
.

リハビリセンターの入口に、関係者と予約のある人以外はダメです的なことが書かれていて、私達は当然そのどちらでもなかったのだけれど、受付の人に夫が聞いてみたら、受付がある階だけは自由に見学してよいと言ってもらえた。
それなので、1階だけ少し見て歩いたのだけれど、先程の体育館とは趣きが全く違う、木を使った温かな雰囲気の建物だった。(さすがにリハビリ中の方が多いので、写真は自粛して撮りませんでした。)

この後は、先程の停留所へ戻り3番のトラムに乗って戻って、4つ目の「Burgfelderplatz」という停留所で降りて1番のトラムに乗り換えるのだけれど、乗り換える前に、この近くにある教会を見に行く。

Antonius Kirche
Karl Moser設計
1927年に建てられたコンクリート造の教会
.
大空間に大きなステンドグラスが並んで
美しい光にあふれた教会でした
.

教会を見学した後は、1番のトラムに乗って「Novartis Campus」へ向かう。
ここは、製薬・バイオテクノロジーの会社の本拠地で、敷地内には様々な建築家が設計した建物が建っている。

月に2回くらいバーゼル観光局主催のノバルティスキャンパスのガイドツアーがあって、敷地内が見学できるそうなのだけれど、今回、日程が合わなかったし、何より参加料金が高かったので(なんと一般は400フラン!)、運が良ければ見学できるかなぁ?くらいの気持ちで敷地の入口へ行ってみたら、当然ガードは固く、コッソリ入ることなんてできそうになかったので(当然ですね)、受付へ行って見学できるか聞いてきたら、もちろん答えはNoだった。

ガイドツアーの日は帰国しちゃってるんですよね…と料金が高くて参加するつもりもなかったのに悲しげにつぶやいてみると、「平日は無理だよ〜、これだけの人が働いているんだから」と笑いながらも、キャンパス・ガイドのリーフレットとキャンパスのポストカードセットをプレゼント(?)してくれた。

手前にあるのが受付の建物
受付も超立派です
親切な、太っ腹な会社でした

わざわざ行ったのに入れなかったし、外からでは、見たかった建物は全く見えなかったけれど、ポストカードももらえたし、行って損したという気分にはならなかった。まぁ、初めから入れないと思って行っていたというのもあるけれど。(ちなみに、ノバルティス・キャンパスのWebページに「Novartis Virtual Tour」というページがあって、一部の建物のスライドショーなどを見ることが出来る。ポストカードは、このスライドショーの写真の一部なのかも。)

この後は、また1番のトラムに乗って、そのトラムが途中からそのまま14番になり、14番になってから4つ目くらいの「Messeplatz」という停留所で下車した。

→ 次は、昼食

<<旅日記7日目-03 □ TOP □ 旅日記8日目-02>>