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 Italy+Switzerland  2018

旅日記 3日目(2018/04/30)-01

3日目。この日は日帰りでコモへ行く。
まずはホテルで朝食を頂く。

ホットブッフェの朝食
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ホテルの部屋からの眺め
左端に見えているのはピレッリ・ビル
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ジオ・ポンティ設計のピレッリ・ビル
1960年に竣工した高層ビル
2002年に小型機が衝突するという
大事故がありましたが
現在は修復されています

食後、中央駅から鉄道でコモへ行く。

ミラノ中央駅
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中央駅にも昨日行ったモッツァレラバーのOBICAがあります
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コモに向かいます

コモを訪れるのは今回が初めて。
この辺りを訪れたことのある人たちにコモ湖周辺は良いと聞いていたけれど、なかなか機会がなかった。
今回初めて足を踏み入れるのだけれど、私たちの場合リゾート満喫ではなく、建築家ジュゼッペ・テラーニの建物を巡る旅だった。

コモ駅から町中へ向かう。

かめはめ波ですよね?
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今回コモではジュゼッペ・テラーニが設計したカサ・デル・ファッショの屋内を見学したかった。
夫がネットで調べると、数年前までは申し込みなしでも見学できることもあったけれど、今は警察関係の施設になっているため、事前に申し込みをしないと見学ができないということだった。
その事前申し込みも、申し込み用のWebサイトなどがあるわけではなく、FAXなどで直接申し込まなければいけないようだった。

今まで、英語圏以外の国の施設に英語で問い合わせをしても返事が来なかったということが数回あったので、これはかなりハードルが高そうだった。

その後、夫が翻訳ソフトを使ってイタリア語での見学申し込み文の下書きをしているのを見て、これは絶望的だと確信した。

私は英語も苦手なので英語のメールを書く際も翻訳ソフトを使うのだけれど、そこで翻訳された英文を見ると明らかに変な文章になっていることが多々ある。
英語は苦手とはいえ、一応学校で習っているので少しは分かるからおかしいと気付けるけど、イタリア語は夫も私も全く知識がないのでおかしいと気付くことすらできない。
こんな文章で返信が来るとは思えない。

ドゥオーモのファサードの一部分

私達がまだ学生だったら何度か自力でチャレンジしたかもしれないけれど、ここはもう中年なんだから中年らしい手を使おうと、ある程度のお金は払うので現地の旅行会社に見学予約を頼んでみることにした。

これが上手くいって、コモにはこの日しか来られなかったのだけれど、その日の予約をとってもらうことができた。
その後、当初提示してくれていた料金で追加なしでテラーニ建築等を廻る2時間の個人ツアー、カサ・デル・ファッショのみ内部見学付き(1階のホールのみ)というものが可能だと提案してもらえたので、それを申し込むことにした。
料金は当日直接ガイドさんに支払うというシステムなので、お金だけ取られて…などの心配はなくて良かった。

ドゥオーモの裏側

ということで、半日ツアーのスタートはカサ・デル・ファッショの内部見学からなので建物の前でガイドさんと待ち合わせをしている。
ガイドさんとの待ち合わせの前に外部を見学することにした。

正面に見えるのがカサ・デル・ファッショ
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建物の裏手は通行出来ないのでぐるりと廻って反対側へ出る。

カサ・デル・ファッショの裏手には
テラーニの弟子にあたる建築家が設計した建物
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正面に戻って少しするとガイドさんが来たので、挨拶を交わした後、さっそく一緒に建物内に入る…はずが建物内の受付の人に、ものすごい勢いで怒られて(怒ってはいなかったのかもしれないけれど…怒鳴って文句をいっている感じでした)、入ることが出来なそうな雰囲気だった。

しばらくの間、受付の人は怒鳴り続けていたけれど、ガイドさんが色々な種類の紙を見せて一生懸命説明して、受付の人もどこかに電話をかけて、やっと納得してくれたようだった。
私たちのパスポートとガイドさんの身分証明書などを受け取った後、やっと笑顔で私たちを迎え入れてくれた。

私たちが見学している間、その受付の人は上階のどこかの部屋で身分証のコピーを取ったのか、何かを確認したのか、見学している途中でパスポートを返してくれた。(その際も笑顔だったので悪い人ではなかったみたい。)

とりあえず、見学の予約だけ旅行会社に代行してもらって、見学は私たち二人だけでしようなんて思っていたら、絶対に入れなかったことだけは確かだ。
この建物の内部見学のハードルが高いのを実感する出来事だった。

無事、入ることが出来ました

→ 次は、ホール内を見学

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