TOP行程表

 Italy+Switzerland  2018

旅日記 5日目(2018/05/02)-03

ベリンツォーナに戻ったら雨が降り出していた。
午後は少しベリンツォーナを観光する予定だったのだけれど、雨の様子をみて判断することにし、まずは昼食にする。
少し歩いて市庁舎の近くのレストランまで行ってみた。

前菜とパスタというコースとサラダとお肉というコースを1つずつ頼んでみることにした。

これはパスタコースの前菜
モルタデッラとアーティチョークとグリッシーニ
.
これはお肉コースのサラダ
.
これはパスタコースのパスタ
.
これはお肉コースのローストビーフ
添え物のポテト

料理はどれも美味しかった。
ワインをグラスで1杯ずつ、水を頼んで60フランちょっと。
満足できる昼食になった。

昼食を終えてもまだ雨がしっかり降っていたので、ベリンツォーナの観光はやめて、予定より1本早い列車(時間だと3時間前)で次の町に移動することにした。
ホテルに戻り荷物を受け取って、ベリンツォーナ駅へ向かう。

向かうのはアンデルマットという町だ。
ベリンツォーナ駅で再びティチーノ・チケットを見せてアンデルマットまでのチケットを購入する。
ティチーノ州から出る駅からのチケットを発行してくれた。

先程美術館へ行ったのと同じ方面へいく列車に乗る。

ベリンツォーナから乗った列車

スイス国鉄に1時間10分くらい乗車した後、ゲシュネンという駅で列車を乗り換える。次はマッターホルン・ゴッタルド鉄道のシェレネン線という列車に乗る。

マッターホルン・ゴッタルド鉄道のゲシュネン駅
.
ゲシュネン駅前
.
車内のテーブルには路線図

ゲシュネン駅からアンデルマット駅までは10分程度。
列車で山を登っていく。
その間に、橋を架ける工事が非常に困難で悪魔の手を借りて作ったという伝承がある「悪魔の橋」と呼ばれる橋の横を通過した。(このような伝承がる橋は各国にあるらしい。)

悪魔の橋
.
拡大してみるとトンネルの入口に悪魔の絵が描かれています
小さいほうは伝承に出てくる生贄の山羊のようです
.
アンデルマットに到着

アンデルマットは標高が高く(ガイドブックによると1444m)、ものすごく寒かったし霧雨が降っていた。
ホテルは駅から少し距離があるのでタクシーで行きたいと思ったのだけれど、駅前にはタクシーが停まっていなかった。

それなので駅のインフォメーションでタクシーを呼んでもらおうと思ったら、この町にタクシーはいないので(このシーズンという意味かもしれない)、ホテルに迎えにきてもらえるよう頼んであげると言ってくれた。
係の女性に予約時のホテル名と電話番号などが書かれた紙を見せると、すぐに電話してくれたのだけれど、「あなたのホテルはクローズしている」という答えが返ってきて、あらビックリ。

宿泊予約してあるのでそんなはずはないのだけれど…と、もう一度電話するようにお願いしたら、何度かチャレンジしてくれて、どうにか相手の人が出たようだったのだけれど、その結果は「今、ホテルの係の人は一人しかいないので迎えには行けないと言っている」というものだった。

これは駅のホームから撮った駅の裏側
かなり雪が残っています
正面の写真は撮り忘れました

というこで歩いて行くしか方法がないのだけれど、駅の女性によるとホテルまでは歩いて6分程度で無理なく歩ける距離とのことだった。(タクシーで行くほどの距離ではなかったのかも。)
地図もくれたし、とても丁寧に私達にも分かりやすい英語で説明してくれたので、さっそくスーツケースを引きずって歩いてホテルへ向かった。

しかし記憶力の問題か、地図もあったのにかなり遠回りしてしまい10分以上かかってどうにかホテルに到着した。(迷わなかったら荷物があっても10分はかからないと思う。さすがに6分はかなりの速足という気がするけれど…。)

この町で宿泊するのは名前にレストラン&ルームズとつくホテルだったのだけれど、そのレストランが思いっきり休業中だった。
駅の人が「あなたのホテルはクローズしている」と言っていたのは、レストランが閉まっていてその案内がテープで流れていたのかもしれない。
この日の夕食はこのレストランで食べる予定だったので、計画をたてた夫はかなりショックを受けていた。
ホテルの公式Webを見たら載っていたと思うけれど、予約サイトを通じて予約していたので全く知らなかったのだ。

レストランのお休みのお知らせ
イタリア料理だったようです

とりあえず雨だし寒いのでホテルに入りたいと思ったのだけれど、ホテルの正面はレストランなので、そこが閉まっているため入口が見つからない。

レストランの扉から覗き込んだり建物の前をウロウロしたりしていたら、中から係の人(例の一人しかいない係の人)が出てきてくれて、正面ではなく横にあった扉から招き入れてくれた。(通用口かと思っていた…。)
そしてチェックインの手続きは何もしないで、すぐに部屋に案内してくれた。
このホテルにはエレベーターはなかったので階段で上がっていく。(部屋は日本でいう3階…スーツケースを持っての階段…つらい。)

係の人は英語は苦手のようだったけれど、ドイツ語とイタリア語と英単語のミックスで、鍵のことや朝食のことなど一生懸命説明してくれ、ずっと笑顔でとても感じの良い人だったけれど、少しお酒の匂いがしていた。
仕事を終えて後は私たちに鍵を渡すだけだったので、一杯飲みながら待っていたという感じなのだろうか。これでは確かに迎えに来られないよねという感じだった。(1泊滞在してみての結論ですがこの人はちゃんとした係の人でした。あちらの人たちって結構お昼からワインを飲みますもんね。何よりホテルに知らせてあった予定到着時刻より3時間も早かったので、本来の時間に着いたならすっかりお酒が抜けている状態だったのかも。)

そんなこんなで苦労して上がってきた部屋は改装してから日が浅いのか、とてもきれいで清潔な部屋だった。

ツインルーム

この後ホテルに係の人は常駐しないので、外出時は部屋の鍵を持って出て、それで先程入ってきたホテル入口の扉の鍵を開けるのだという説明だった。

このホテルについては、こちら

ホテルの説明は見ないで日記の続きへ進む場合は、こちら

<<旅日記5日目-02 □ TOP □ 旅日5日目-04>>