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 Italy+Switzerland  2018

旅日記 6日目(2018/05/03)-02

アンデルマットからヴァルスまでは、鉄道でイランツという駅まで行き、そこからバスに乗る。イランツまでも途中で乗り換えが必要だった。

まずは昨日も乗車したマッターホルン・ゴッタルド鉄道の昨日とは違う路線でディセンティス/ミュンスター駅へ向かう。

マッターホルン・ゴッタルド鉄道

アンデルマットも十分標高が高いと思っていたけれど、ここから列車でどんどん登っていく。

検札に来た車掌さんが、進行方向右側の車窓からの眺めが良いと教えてくれた。

途中 車窓からアンデルマットの町が見下ろせました

アンデルマットを出て少しすると、この路線で最高地点の標高2033メートルにあるという駅に停車した。

窓際のテーブルには この路線の説明が書かれています
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最高地点付近の車窓からの風景
完全に雪山です

初めてのスイス旅行の際

ユングフラウヨッホへ鉄道で行ったけれど
スイスの鉄道というのは本当にすごい

(ユングフラウヨッホ駅は標高3454メートル)

この後はディセンティス/ミュンスター駅でレーティッシュ鉄道のオーバーランド線に乗り換える。

ディセンティス/ミュンスター駅
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ディセンティス/ミュンスター駅のミュンスターとは
この辺りで使われているロマンシュ語で
修道院という意味なのだそう

駅から修道院の鐘楼が見えました

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レーティッシュ鉄道
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レーティッシュ鉄道の車内のテーブルにも
この会社の鉄道の路線図がありました

レーティッシュ鉄道のこの路線は、3年前のスイス旅行の時にピーター・ズントーが設計した教会を見学に行く際に利用した路線だった。

一部の小さな駅では路線バスと同じようにストップボタンを押すと停車するというシステムだった。

車窓からの風景
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ポスターの横の黄色のボタンがストップボタン

ストップボタンを押さないといけない駅の場合
このように表示されています↓

(2015年撮影)
2015年に利用した際は
次の駅が表示される電光掲示板がない
古い車両もありましたが…

ストップボタンを押すと下記↓のような表示になります

(これも2015年撮影)

この表示されている駅は
ディセンティス/ミュンスター駅の次の駅で
ズントー設計の教会の最寄り駅

その教会はこちら↓

(2015年撮影)
ピーター・ズントー設計の聖ベネディクト教会

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こちらは2018年の車窓からの風景
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もうすぐイランツに到着

アンデルマットからイランツまでは乗り換え時間も含めて2時間くらいだった。

イランツ駅

ここからはバスに乗ってヴァルスへ向かう。
ヴァルスにはピーター・ズントーが設計した温泉施設(テルメ)があるのだ。

3年前にこの辺りを旅した時にも もちろんヴァルスに行きたくて調べたのだけれど、残念ながらその時期にはテルメに付属したホテルが改装で休館していたのだ。
テルメ自体は営業していたけれど泊まれないのは嫌なので、ヴァルスへ行くこと自体断念していた。それなので今回は3年越しの夢がかなったのだ。(って書く程長い待ち時間ではない気もするけど…。)

夫はミラノ滞在後にすぐにでもヴァルスに移動したかったようなのだけれど、さすがに遠いので途中でどこかに1泊するしかない…となって選ばれたのがベリンツォーナだった。
そして今度こそ ベリンツォーナから一気にヴァルスまで行きたかったようなのだけれど、イランツからヴァルスまでのバスは40分近くかかり、地図を見ると思いっきり山道っぽい。となると乗り物酔いしやすい私は、ベリンツォーナから長時間の列車の移動後にそのバスには絶対に乗りたくないと反抗し、さらにどこか途中の町で1泊するしかない…となってアンデルマットが選ばれ、このような行程の旅となっていた。

ということで、これから乗るのがその問題の山道を行くバスだった。

ヴァルス行きの路線バス

このバスは確かにカーブの多い山道を進んでいくのだけれど、大型の路線バスだったこともあり、ものすごくゆっくりとカーブを曲がるので酔うことはなかった。(もちろん酔い止めは飲んでいたけれど。)

バスの車内には大きな荷物置きもありました

こうして無事、終点の1つ手前の「Vals, Therm」という停留所へ到着した。
このバス停にホテルの車で迎えに来てもらっていた。ここから車でホテルへ向かう。

バス停にテルメの名前がついているくらいなので、ここがホテルの最寄りのバス停で、そこから歩いたとしても6分程度のようだった。
しかし、ホテルのことを調べている際にホテルの車でバス停まで迎えに来てくれるという情報があったので事前にメールでお願いしていたのだ。

こんな近い距離で私たちのためだけに申し訳なかったなと思ったけれど、バス通りからホテルまではずっと上り坂だったので、スーツケースを引きずって上がるのは結構大変だったかもしれないので、やはり迎えに来てもらって良かったと思う。(結局下り坂になる帰りも車でバス停まで送ってもらいました…。)

→ 次は、ホテル

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