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 Italy+Switzerland  2018

旅日記 6日目(2018/05/03)-03

今回泊まるのは、ピーター・ズントーが設計した温泉施設Therme Valsに付属した7132 Hotelというホテル。
チェックインを済ませ、部屋まで案内してもらった。

フロント
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ダブルルーム

私たちが泊まった7132 Hotelは、ズントーが設計した温泉施設(テルメ)に付属した建物で、エントランス部分はトム・メインが改装を担当している。(ホテルの経営が変わって名前がヴァルスの郵便番号である「7132」となった際、客室も改装され隈さん設計のスイートルームなどもあるようですが、私たちが泊まった部屋は誰が設計したのか分かりませんでした…。)

ホテルのエントランス
この辺りのデザインがトム・メインのようです

この「7132 Hotel」の近くには「7132 House of Architects」という名の別棟のホテルがあり、そちらも元々あった宿泊施設の客室を安藤さんや隈さんといった有名建築家がデザインし改装している。ズントーがデザインした部屋もある。
その上、宿泊費も7132 Hotelの一番安い2人部屋のほぼ半額で宿泊できる。

夫は最初そちらの棟に泊まりたいと言っていたのだけれど、どの部屋も20平米しかなくてかなり狭い。
私は、せっかくゆったりのんびりしに行くのに、これでは落ち着かないと思い「宿泊費が倍でもいいから広いほうに泊まりたいな…」とやんわり提案してみると、夫も自分が狭い客室が苦手だったことを思い出したようで(閉所恐怖症気味なので)、めでたく「7132 Hotel」に宿泊することとなった。

部屋のバルコニーから見た 7132Hotel

ちなみに7132 House of Architectsの客室は翌日見学させてもらった。(閑散期だったから可能だったのかも。)ホテルの部屋は実際に泊まらないと分からないことも多いとは思うけれど見学できて大満足だった。
見学してみると建築家によってはとても上手く設計していて比較的狭さを感じない部屋もあったし、面白い内装も多かったので、そちらでも楽しめたと思う。
とはいえ
両方見た後でも…倍の宿泊費(朝食込みで7万5千円!)だったけれど、私だけでなく夫も7132 Hotelにしてよかったと思っているし、もしまた来ることがあったらその時も7132 Hotelにしたいと言っている。(この辺りは個人の主義とか好みによると思うのでご利用は自己判断で。)

部屋のバルコニーからの眺め
ズントー設計のテルメの
緑化された屋上が見えています

ということで予約したのは7132 Hotelの一番安い2人部屋、広さは30平米なのですごく広いということはないのだけれど、角部屋で二方向に窓があって落ち着いた内装の部屋だった。

ちなみに一番お高いスイートルームに泊まるお客さんは、スイス国内ならどこにでもヘリコプターかリムジンで追加料金なしで送迎してくれるのだとか。(2018年時点)すごい。

このホテルについては、こちら

この後は、さっそくテルメへ行ってみる。
部屋からは水着の上にバスローブを羽織っていく。
私たち日本人からするとホテルの廊下をバスローブで歩くなんて恥ずかしいと思ってしまうけれど、ホテルの人に確認したらそれでいいと言われたし、他のお客さんもそのスタイルだった。(以前利用した海外の都会にあるホテルでもスパや屋内プールに行くのにバスローブを着ていくというホテルがあった。その時は私たちが利用したのではなく、エレベーターでそういうお客さんに遭遇してびっくりしたのだけれど。)
さすがにフロントの前などを通るのではなく地下階でつながっていた。

テルメの外観

テルメの受付で、内部では写真を撮ってはいけないなどの説明を受け、その旨記載されている誓約書のようなものにサインをした。(それなので内部では写真を撮っていません。ホテルのWebサイトなどに様々な写真が載っているので興味のある方は是非見てください。)

内部は中央に大きな浴槽があり、その周りに4つの小さな部屋が配置されている。その小さな部屋は水温が異なるだけでなく、浴槽までのアプローチなど空気感も全く異なっている。

内部の写真がないので
テルメの案内に載っていた見取り図
左の大きな青い部分が外部の浴槽
中央が内部の浴槽
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ホテルの部屋のバルコニーから見たテルメの屋上↓
左に小さな四角形が並んでいますが
これは中央の浴槽の上のトップライト

そして外にも大きな浴槽があり、開口部で切り取られた風景を眺めながら温泉を楽しむことが出来る。
この外部の浴槽は内部の浴槽とつながっていて、外を歩くことなく行き来することも出来る。(外の通路もあります。)

これも宿泊した部屋のバルコニーから見たテルメの屋上部分
コの字で抜けている部分が屋外の浴槽

テルメを満喫した後は、部屋に戻ってのんびりする。

部屋に用意されていた水はヴァルサー
スイスでも有名なミネラルウォーターで
ヴァルスで採れる水なのだそう

水がのったテーブルの足元には
蓋つきの入れ物がありました

ゴミ箱かな?と思いつつ蓋を開けると
大量のチョコレートがはいっていました

さすがに上げ底ですが
十分な量です

この後は夕飯だと分かっていたけれど、部屋のミニバー(冷蔵庫の中など)も無料で利用出来るので、冷えたミネラルウォーターと一緒にこのチョコレートをたくさん食べてしまった。(テルメ後の体にチョコレートが染み渡りました。)

→ 次は、夕食

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