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Napoli 2019

旅日記 8日目(2019/01/02)-01

8日目。
明日は帰国日でお昼前にはホテルを出るため、今日が観光できる最後の日だ。
それなので一日のんびりナポリで過ごすことにした。

まずはホテルで朝食を頂く。

この日も朝から
ついついスパークリングワインを…

朝食後少し部屋でのんびりした後、歩いて地下鉄2号線のピアッツァ・アメデーオ駅へ向かい2号線に乗ることができるFSの1回券を購入した。
ここから2号線に乗って1号線のムゼオ駅と地下道でつながっているカヴール駅まで移動した。

ここからスパッカ・ナポリをブラブラと歩いてみる。
8年弱前にナポリを旅した際はスパッカ・ナポリにあるホテルに泊まっていたので、この周辺は結構歩いたはずなのだけれど、はっきりと記憶に残っている眺めは少なかったので新鮮な気分での散策となった。

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ドゥオーモにたどり着いたので内部を見学する。(さすがにドゥオーモは前回も見学していてちゃんと覚えていたけれど。)

ドゥオーモ
14世紀初期に建設されたもの

このドゥオーモ内には、ナポリの守護聖人である聖ジェンナーロに捧げて建てられた小聖堂があり、聖ジェンナーロの血液が入ったとされる小瓶が収蔵されている。

この小瓶は聖ジェンナーロの祝日など年に3回、聖遺物箱から遺体の近辺に持ち出され、その際には乾いていた血が液状化するのだそう。
この時液状化せず乾いたままだと、その年はナポリに悪いことが起きると信じられているらしい。

ファサードは19世紀後半に改修され
ネオ・ゴシック様式となっている
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ドゥオーモ内部
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中央祭壇の「被昇天の聖母像」
トレヴィの泉の製作者の作品なのだそう
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ドゥオーモ内の
サン・ジェンナーロ礼拝堂
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ドゥオーモを見学した後はカラヴァッジョを見に行く。
ナポリで見ることができるカラヴァッジョの作品は3点あり(2019年時点)、それを全て見るというのが今回の旅の目的の1つだった。
旅の前半に2つの作品を見ていたので残りの1つを見学する。

その作品は、スパッカ・ナポリにあるピオ・モンテ・デッラ・ミゼリコルディア教会にある。

この旅は最後まで良い天気でした

ピオ・モンテ・デッラ・ミゼリコルディア教会は17世紀初めに設立された慈善団体が建てた教会で、その団体の本部の建物の中にある。

教会は八角形の平面で、その主祭壇にカラヴァッジョの作品が飾られている。

警備の人に「ここから入って」
と言われたので中をのぞくと
いきなり心の準備なしに
カラヴァッジョが目に飛び込んでくる
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カラヴァッジョ
「慈悲の七つの行い」
この慈善団体の活動を表しているのだとか

前半に見た2作品とはまた異なった迫力のある素晴らしい作品だった。

カラヴァッジョの絵が
レリーフになっていました
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他に6つ祭壇があり
それぞれ他の画家の祭壇画が飾られている

この建物のひとつ上の階(日本でいう2階)は現在絵画ギャラリーとなっているので教会見学後に上の階も見学した。

上階の部屋の1室には
教会に向かった開口があり
カラヴァッジョの絵を見下ろすことができます

この後は、ナポリにあるバンクシーが描いたとされる絵を見に行く。
訪問時点(2019年01月)には、イタリアに現存する唯一のバンクシーの絵と言われていた。

唯一の作品だからか手厚く保護されていて
透明なパネルがあるので反射してしまう…
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バンクシー「聖母と拳銃」

この後は、この近くで昼食にする。

→ 次は、昼食

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